今日は土曜京都のメイン、鳴尾記念を検討してみます。「通常」は阪神で行われるべきレースですが、阪神競馬場は来年の春まで改修工事中ですので、施行場所が変更になっています。京都内回りの2000に加え、今週の雨で馬場も悪化しそうですので、馬場適性が問われるレースになりそうです。施行時期は同じといっても、開催場所が違うので、あまりあてにはできませんが、一応過去10年のデータから、傾向を探っておこうと思います(2021・22年は中京開催、その他は阪神開催です)。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇新潟大賞典 6頭(ヨーホーレイク②3着 カラテ⑩14着
ホウオウアマゾン⑭16着)
〇都大路S 4頭(フォワードアゲン⑩5着 アウスヴァール⑦8着)
〇天皇賞・春 3頭(スカーフェイス⑰11着)
〇大阪杯 3頭(*該当馬なし)
〇ヴィクトリアマイル 2頭(*該当馬なし)
〇金鯱賞 2頭(エアサージュ⑤8着)
ちなみに、レース間隔で言うと、中2週①が最多で、続いて中3・4週②と半年以上③です。①に該当するのが、前走都大路Sの2頭、②が新潟大賞典と天皇賞・春、③は ヤマニンサンパ です。他のレースに比べて、長休明けが走る傾向があるので、ヤマニンにはちょっと注意が必要です。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 9頭 〇5歳 9頭 〇6歳 6頭 〇7歳 5頭 〇8歳 1頭
/〇牝馬 3頭 〇騸馬 1頭
世代的には4歳と5歳ですが、去年、一昨年は7歳馬が馬券にからみ、7歳以上の年長馬もそれなりに来ている印象です。今年も7、8歳馬が計6頭登録していて、侮れない感じがします。
3)血統
京都芝2000のデータから傾向を探ってみます。
これは何と言ってもディープインパクト産駒など父サンデーサイレンス系でしょう。母系はボールドルーラー系とサンデー系でしょうか(今回は母父にボ系が見当たりません)。雨で重馬場になると話が違ってくるかもしれませんが、一応、父サンデー系で該当馬を拾ってみると……。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ボールドルーラー(ナスルーラ)系= 、ロベルト系=
・エスコーラ :父ディープインパクト/母父Lomitas(Nijinsky)
・スカーフェイス :父ハーツクライ/母父クロフネ(Vice Regent)
・ディープモンスター :父ディープインパクト/母父Bellamy Road(Danzig)
・ニホンピロキーフ :父キタサンブラック(ブラックタイド)/母父スウェプトオーヴァーボード
・バビット :父ナカヤマフェスタ(ステイゴールド)/母父タイキシャトル(Halo)
・ヤマニンサンパ :父ディープインパクト/母父スウェプトオーヴァーボード
・ヨーホーレイク :父ディープインパクト/母父フレンチデピュティ(Vice Regent)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①池江調教師が過去10年で6勝!
②重賞勝ちのある4歳馬が好走:複勝率75%
③前走GⅠ組の好走率も高い:3・2・3・13で複勝率38.1%
④前走GⅠ以外なら2着以内:複勝率は2着以上40%、3着以下16.5%
上の条件が複数合致する馬はいません。①はディープモンスターとボッケリーニ、②は該当なし、③はスカーフェイス、④はロードデルレイです。
5)宮田式バイオリズム◎
・エスコーラ 4・0・1・2
・ホウオウアマゾン 3・4・2・14
・ヨーホーレイク 3・1・3・2
6)結 論
4歳の上がり馬ロードデルレイの勢いを買うか、あるいは、前走59㌔を背負って3着に頑張ったヨーホーレイクの実力を評価するか、それとも、雨なら重巧者の池江厩舎のボッケリーニか……と、あれこれ迷うところですが、ヨーホーレイクを一番手と見るのが妥当でしょうか。この3頭はいずれも人気になりそうです。あとは、ディープモンスター、エアサージュ、ニホンピロキーフ、ヤマニンサンパあたりまで押さえておけば十分という感じですが、ヒモ荒れを用心するならば人気薄が予想されるバビットとホウオウアマゾンには注意しておこうかと思っています。まあ、でも二桁人気が突っ込んでくるような波乱を期待するのはどうかな、というところです。ということで、
◎ヨーホーレイク 〇ボッケリーニ ▲ニホンピロキーフ △バビット でまとめておきます。
今日は朝から南風がビュービュー吹いていて、大雨にもなりそうなので心配です。どうか事故とかにならないよう祈ります。本日もお読みいただきありがとうございました。無事に一日終わりますように。
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