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こちらk-603.(写真はピアノを弾いてくれた娘さん)
ある学生の家で食事に招待してくれました。
手作りワインを含めて、オールベトナム料理という(当たり前)食事でしたが、日本人の味覚にぴったり合う、質素でも手のこんだ家庭料理でした。
油を使った料理はなく、3種類のヌック(日本で言えば味噌・醤油)も、自己主張せず、かといってなくてもいいかといえば、けしてそうではない風合いのある自然な、深みのある味でした。
学生の娘さんが、ピアノを弾いてくれました。
そのピアノの手ほどきは、おじいさんがしているんだそうです。
おじいさんは(といってもまだ60歳ぐらいでしょうが・・・)ベトナム戦争が終わった年に、このホーチミンへ移ってきたそうです。
学生の親が、ベトナム戦争の兵士だったという話はたまに聞きます。
まだ、戦争の影は色濃く残っていて、アメリカが嫌いだという人はかなり見かけます。
でも、学生のうちの1人は、4月からアメリカへ留学します。
これは、サイゴンからアメリカへ逃げ延びた親類を頼って行くのですから、アメリカが嫌いとはいっていられない人たちです。
心の錯綜はまだ続いています。
ある学生の家で食事に招待してくれました。
手作りワインを含めて、オールベトナム料理という(当たり前)食事でしたが、日本人の味覚にぴったり合う、質素でも手のこんだ家庭料理でした。
油を使った料理はなく、3種類のヌック(日本で言えば味噌・醤油)も、自己主張せず、かといってなくてもいいかといえば、けしてそうではない風合いのある自然な、深みのある味でした。
学生の娘さんが、ピアノを弾いてくれました。
そのピアノの手ほどきは、おじいさんがしているんだそうです。
おじいさんは(といってもまだ60歳ぐらいでしょうが・・・)ベトナム戦争が終わった年に、このホーチミンへ移ってきたそうです。
学生の親が、ベトナム戦争の兵士だったという話はたまに聞きます。
まだ、戦争の影は色濃く残っていて、アメリカが嫌いだという人はかなり見かけます。
でも、学生のうちの1人は、4月からアメリカへ留学します。
これは、サイゴンからアメリカへ逃げ延びた親類を頼って行くのですから、アメリカが嫌いとはいっていられない人たちです。
心の錯綜はまだ続いています。