イジメ撲滅私案② 可能性のかなり薄い第一案
イジメは権力欲の現れであるから掛け声だけでは抑えきれないだろう。うっかり掛け声を大きくすると歪んだ方向に発露されるやもしれない。荷風散人にスケベーはいけませんと発禁にしても相変わらず書き続けたのと同様掛け声を大きくしても効果はあまり期待できない。本能は倫理より強いのである。これでは人間が多く集まって集団で仕事をする現代ではいじめはなくならないであろう。
権力欲とはちょっとずれているが、闘争心の発露をコントロールするためにスポーツ観戦が発明された。ばくち打ちの本能の発露をコントロールするためにカジノが発明された。スポーツ観戦が時期を限って行われカジノが大都会から遠くて行くのが大変というのはのめり込まないようにということであろう。(その意味では日本のカジノは大都会に近すぎる気がする。)𠮷原は江戸の中心からは遠かった。
それにならって、いじめ特区を辺境の地に創設してはどうか。いじめゲームを盛大に皆でやる。ただしどんなゲームがいいのかさっぱり想像もつかない。これはいじめが得意な人とゲームクリエイターが相談していただくより他ない。信長の野望や三国志なんていうようなお子様向けのゲームではない凄いのでないといけない。MRを使った没入感のあるものでないといけない。他人をイジメたくなったらどんなに忙しくても年休をとってその特区へ出かけるのである。会社はそれを止めることができない、ちょうど神社仏閣への参拝を止めることができないのと同様である。
これを辺境の地だけで行うのは、ゲームを自宅でもいつでもできるようにすると、権力欲のある人が引きこもって出勤しなくなって却って社会に損害を与えることになるのを恐れるからである。権力欲のない人ばかりでは組織は動かぬようになる。権力欲旺盛な人は組織を動かすことのみに意識を集中し勢い余って他のヒトを傷つけることのないようにさせないといけない。
可能性薄いがもしうまく行けば、多くの心の病に苦しむ人を救ったということで発明したゲームクリエイターと相談に与った「いじめが得意な人」は勲章ものである。
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