感想文の書き方を紹介する本や論文は数多くありますが、
それらに共通する点をあげれば、
読書感想文を書く時に大切なのはたった3つのこと。
この3つを意識するだけで、感想文は書きやすく
また、出来上がった感想文もグッと良いものができると思います。
① 感想文とは『その本を読んだという体験の感想』を書くもの。
まず、何より重要なことは、読書感想文は「本そのものの感想」や書評とは別物。
本を読み、自分の体験と本の内容を比べ、何かを学ぶ―
こうした体験の感想を書くものだということです。
② その本の内容と自分の経験の関係
①でも書いたように、読書感想文では、自分の経験と比べることが重要になります。
ですから、
登場人物と似たような経験はないか、そのとき自分はどうしたか?
登場人物とどういうところが同じで、どこが違うか?
などを考えることはとても大切です。
たとえば、
この本を読んでいて自分は・・・というところが心に残った。
なぜなら自分も似たような体験があるからだ
そのとき自分は・・・としたけど、主人公は・・・
なぜこうした違いがあったのだろうか
―と、自分の体験と本の内容を比べながら本を読み、
それを文章に書くことで、感想文は説得力のあるものになります。
③ その本を読んだことによる考え方の変化
これも①で書いたことですが、読書という体験を通じて、
自分がどのように成長・変化したかを書くことも欠かせません。
②からの続きでいうと、たとえば
主人公と自分は・・・というところが違っていた。
主人公はなぜこうした行動をとることができたのだろうか。
それは・・・だからだろう。
自分はこうしたところを見習おうと思った。
―こうした文章を感想文の終わりに持ってくると
全体がまとまった印象になります。
他にも、感想文を書くためのポイントには、このようなこともあります。
④ 「感動した」、「おもしろかった」はできるだけ使わない
もし使うとしても、どういうところが?、どうして?を具体的に書いた方がいいでしょう。
⑤ 心に残った表現・フレーズを使ってみる
読んでいて心に残ったセリフや文章は、感想文に引用すると、感想文の印象が良くなります。
他にも、いろいろな書き方やコツはあるので、これが一番いい!!とはいえませんが
何かの参考になればとてもうれしいです☆