本書は、イタリア出身の絵本画家とアメリカ出身の絵本作家による
家そのものを主人公にした絵本です。
南欧とおぼしき山間にある、石造りの小さな家。
17世紀に建てられ、廃墟になっていたその家が,
激動の20世紀をどのように過ごしたのかを定点観察形式、
ブリューゲルを思わせる、あたたかみのある絵で描かきます。
廃墟が改築され、家族が移り住み、
喜びと悲しみ・出会いと別れを繰り返す。
住人たちの服装の変化はもちろん
井戸ができ、ポンプになり、水道が通る
裏山の木が伐られ、石垣ができ、ブドウ畑が作られる…など、
時代の経過が細かく書き込まれており、何度見ても飽きることがありません
ブリューゲルを思わせる、あたたかみのある絵
コンパクトながらも、詩情豊かな言葉
どのページも印象的ですが
個人的に、忘れがたいのは最後のページ。
人々の営みが時代を越えて受け継がれる様子に、つよく心を打たれました
静謐ながらも、ぬくもりとドラマに満ちた本書
絵本が好きな方に限らず、
多くの方に強くオススメしたい一冊です。
個人的には、本書のように
書き込みが多く、かつ、セリフのない絵本が大好きです
受け身の姿勢で物語に接するのではなく
積極的に無限の読みを楽しむことができるからです。
小さい子には、あまり向かないとは思いますが
それでもおススメしたい一冊です☆
家そのものを主人公にした絵本です。
南欧とおぼしき山間にある、石造りの小さな家。
17世紀に建てられ、廃墟になっていたその家が,
激動の20世紀をどのように過ごしたのかを定点観察形式、
ブリューゲルを思わせる、あたたかみのある絵で描かきます。
廃墟が改築され、家族が移り住み、
喜びと悲しみ・出会いと別れを繰り返す。
住人たちの服装の変化はもちろん
井戸ができ、ポンプになり、水道が通る
裏山の木が伐られ、石垣ができ、ブドウ畑が作られる…など、
時代の経過が細かく書き込まれており、何度見ても飽きることがありません
ブリューゲルを思わせる、あたたかみのある絵
コンパクトながらも、詩情豊かな言葉
どのページも印象的ですが
個人的に、忘れがたいのは最後のページ。
人々の営みが時代を越えて受け継がれる様子に、つよく心を打たれました
静謐ながらも、ぬくもりとドラマに満ちた本書
絵本が好きな方に限らず、
多くの方に強くオススメしたい一冊です。
個人的には、本書のように
書き込みが多く、かつ、セリフのない絵本が大好きです
受け身の姿勢で物語に接するのではなく
積極的に無限の読みを楽しむことができるからです。
小さい子には、あまり向かないとは思いますが
それでもおススメしたい一冊です☆