本書は中世における占いについて論じた著作です
幕府や朝廷での占いや、
安倍氏や賀茂氏など占いを行った陰陽師たち、
さらに、政治的に重要だった星占いを紹介したうえで、
戦国期へと移行する中で、占いの位置付けがどのように変容したかを論じます
山本勘助や島津家の占い
名門・土御門家が辿った数奇な運命
そして、多人数で占うため、『外れ』のリスクを軽減できた陰陽師
など興味深い記述ばかりでしたが、
とりわけ印象的だったのは、足利学校と易の密接な関係です
占いを通じて、中世全体を俯瞰する本書
中世史や占いに関心がある方に限らず、多くの方にオススメしたい著作です。
幕府や朝廷での占いや、
安倍氏や賀茂氏など占いを行った陰陽師たち、
さらに、政治的に重要だった星占いを紹介したうえで、
戦国期へと移行する中で、占いの位置付けがどのように変容したかを論じます
山本勘助や島津家の占い
名門・土御門家が辿った数奇な運命
そして、多人数で占うため、『外れ』のリスクを軽減できた陰陽師
など興味深い記述ばかりでしたが、
とりわけ印象的だったのは、足利学校と易の密接な関係です
占いを通じて、中世全体を俯瞰する本書
中世史や占いに関心がある方に限らず、多くの方にオススメしたい著作です。