◇juri+cari◇

ネットで調べて、近所の本屋さんで買おう!!

エミネム『Relapse』

2009-05-12 18:23:26 | 音楽
自身はもちろん、世の中の全てをあざ笑うカリスマが、

満を持してのカムバック。


歌いだしのジェシカ・シンプソンから

ブリトニー、サラ・ペイリン

気持ち悪いぐらい似ているエイミー・ワインハウス

までも登場するPVが印象的な先行シングル『We Made You』


50Cent、Dr. Dreら仲良し三人組が

陽気に歌い上げる『Crack A Bottle』のほか


バグパイプとアラブ風のメロディが見事に融合した『Bagpipes from Baghdad』

唯一自身でプロデュースし、シングルカットが予定されている『Beautiful』


などファンならずとも聞き逃せない曲がずらっと並びます☆


なかでも、サイコな内面を歌う『3 a.m.』は

歌詞はもちろんのこと、

放送コードすれすれなPVも怖くてすごくイイ☆

繰り返し聞くとかなりヤバイ感じになります


年末には再びアルバムの発表が予定されているエミネム


時代のあだ花はどこまで狂き咲こるこのか

まだまだ目が離すことができません☆

Yara『Enta Menni 』

2009-05-04 23:31:23 | 音楽
レバノンで活躍する歌手Yaraが

2008年に発表したアルバム。


歌詞はもちろんのこと、曲名すらもわかりませんが

アジアや欧米の言葉にはない独特の発声法が心地よく

とてもリラックスした気分に。



演奏は・・・・

すごくヘンなたとえかもしれませんが、

ちょっと前の堀内孝雄さんに似た雰囲気を感じます。


特に表題作の『Enta Menni』なんかは

完全に土曜サスペンス劇場のエンディングな感じなので

朝市の魚屋さんでかかっていても、たぶん違和感はないはず。



もちろん、アラビア料理屋さんでかかっていそうな

エスニック感たっぷりの曲も盛りだくさんなので

とても聴きごたえのあるアルバム。


日本語を読みすぎた、聴きすぎた―と思うときに

とっても聞きたくなるアルバムの1枚


コアリズムをするときのBGMとしてもおススメです☆



なお、このアルバムはアマゾンでは買えません。


欲しいCDの全てをアマゾンで変えてしまうほど、

趣味の視野は狭くなってない事がわかりホッとしました☆

By2『Twins』

2009-05-02 23:20:04 | 音楽
シンガポール出身で、台湾を拠点に活躍する

双子のユニットによるデビューアルバム。


歌詞の内容はさっぱりわからないのですが、

バラードあり、HipHopあり、エスニック感たっぷりの曲ありと

繰り返し聴いても、まったく飽きない内容になっています。


バラード調の『我知道』や『勇敢』などは

80年代の楽曲に似た雰囲気を感じ、

とても懐かしい気分になるし、


また、遊び心たっぷりの『什麼什麼』は

かなり早口なので口ずさむことはできませんが、

耳に残りやすく、楽しい楽曲。




日本語と英語の歌には飽きた!!

違った言語の歌を聴きたい!!!!

そんな希望をお持ちの方には強くおススメです☆

Imelda May『Love Tatoo』

2009-04-08 23:48:12 | 音楽
Imelda Mayは

少々気合の入った感じのアイルランドのお姉さん。


そのデビュー作である『Love Tatoo』は

ドスの効いた声で、ジャズやブルース、ロックなど幅広いレパートリーを

情感たっぷりに歌い上げる、とても充実したアルバム。


現在の彼女のを、余すところなくこの一枚に叩き込んだ

―そんな印象を受け、大変好感を持ちます☆☆


また、先述の歌声もさることながら

『Meet You at The Moon』でのピアノや、『Love Tatoo』でのギター

などバックの演奏もとてもステキですし


ゆったりと水面を漂うような『Falling in Love with You Again』では

イメルダ自身が担当したバウロンの低音がアクセントになっていたり―と

繰り返し聞くたびに、新たなポイントが見つかり

まったく飽きることのないアルバム☆


まったくはずれのない内容ですが

なかでも、個人的なお気に入りは

ちょっとアンニュイな雰囲気がたまらない『Knock 123』

アカペラで始まり、ジワジワ盛り上がっていく様が

じらされているようで、とても胸が高鳴ります


なんだか話題になるような気がする本アルバム

誰彼となくおススメしております☆☆☆☆☆

梁靜茹(フィッシュ・リョン)『靜茹&情歌』

2009-04-05 23:19:22 | 音楽
マレーシア出身で中国を中心に活躍する梁靜茹(フィッシュ・リョン)の最新アルバム。



中国語がほとんどわからないので

バラードを中心にしていること以外はさっぱりわらないのですが

どの曲もとても耳に残りやすく、

心にすっと入り込む曲調なので、思わず口ずさんでしまいます。


なかでも「情歌」や「天燈」は

少し切ないけれど、優しいメロディが心地よく、

夜、疲れた時に聞きたくなること間違いなし!!!


日本語や英語の歌にはもう飽きた

最近、面白いCDが見つからないという方にこそ

強くおススメしたいアルバムです☆☆

UTADA『This Is The One 』

2009-03-25 00:24:20 | 音楽
宇多田ヒカルさんのUTADA名義では2枚目となるアルバム

アーティステックだった前作と比べて

よい意味で、肩から力が抜け

より耳になじみやすいR&B系の内容となっています


曲名リストを見て目に付くのは、やはり

Automatic Part II

いわずと知れたデビューシングルの名前を関したこの曲

内容は端々に「Automatic」に思わせるフレーズや

メロディがあるものの

R&Bとして、

いっそうの深化、洗練を遂げています。



また、Merry Christmas Mr. Lawrence - FYIは

坂本龍一さんの戦メリのアレンジ

AIさんやつじあやのさん

あるいは坂本龍一さん自身によって

どんどん新しくなり続けるこの曲

このアルバムでは

軽やかさと力強さが合わさった

とても聞きやすく、ステキな仕上がりに


他にも、歌詞が日本だったら過激といわれかねない

Taking My Money Back

は落ち着いた雰囲気の正統派R&B

夜眠るときに流していたい感じです


あと、個人的に一番印象的だったのが

Me Muero

なんというか、出だしからブラジル音楽っぽくて

それがクセになりました。


良くも悪くも

グッとアメリカっぽいこのアルバム

個人的な印象では

歌いたくなるのは日本でのアルバム

より長く付き合うならこちらかなぁと思います☆☆

リサ・ハニガン『Sea Sew』

2009-03-01 00:49:34 | 音楽
アイルランド出身の女優であり歌手であるリサ・ハニガン

そのデビューアルバムである『Sea Sew』


形式的なジャンル分けをすると

たぶん、フォーク、カントリーあたりになるの・・かな?


少しかすれた声で、詩情あふれる歌詞をしっとりと歌い上げる、

とても聞きやすい本作。


ドラマチックな展開にはかけるものの

聴き手を飽きさせず、

無理やりな盛り上げがないので

繰り返し、シチュエーションを選ばずに

ずっと聞いていられるアルバムです。


アイルランドというと

エンヤ、ケルティック・ウーマンなど

ありがちなアイリッシュ・ミュージックを

想起するかもしれませんが

ステロ・タイプとは無縁であることもうれしいです。


個人的なベストは

力強さと優しさが織り交ざり

初めて聞くのにどこか懐かしい

『Sea Song』

There's one girl I like
She's a smile on a Monday
And she'll fight to stay so
And she's like the sun on the weekend

And though she is like the sea
And she's right to be so
I like that she sails with me


という情景の美しさもあることながら

硬軟をうまく使い分ける歌声がクセになります


生まれたての新人であるリサ・ハニガン

これからどのような進化をするのか

正直、ジョイスやユタ・ヒップのように

ものすごく鮮烈なデビューをして

パッと引退しちゃう雰囲気も感じるのですが


とりあえず今後どんな進化をするのか

楽しみに待ちたいなぁと思います

人より話題を先取りしたい方には強くおススメです☆☆


なお、このリサ・ハニガン、美人です☆

U2『No Line on the Horizon』

2009-02-25 00:33:14 | 音楽
日本人カメラマン杉本博司さんが撮影した

水平線の写真をジャケットに使用した

U2の待望の最新アルバム『No Line on the Horizon』


今回は、プロデューサーとしてブライアン・イーノと

を迎え入れ、これまでのアルバムとは一味違う

奥行き感じさせる内容になっています


力強い『No Line on the Horizon』

そして、ダンサブルな『Magnificent』で始まる本アルバム


ノミネートもされてないのに

グラミー賞のオープニングで披露した『Get on Your Boots』で

エモーションは最高潮に達したのち、次第に転調


レコーディングの最中に滞在した

モロッコにインスパイアされたと思しき

エスニックなイントロが印象的な『Fez Being Born』


落ち着いたメロディで

しっとりと聞かせる『White as Snow』は

童謡を思わせる、どこか懐かしい雰囲気


そして、ラストを締めくくる『Cedars of Lebanon』は

陰影にとんだ内省的な楽曲


Child drinking dirty water from the river bank


Soldier brings oranges he got out from a tank

―と悲しい情景が描かれるが

Return the call to home

という美しいハーモニーに救われる



強靭さと繊細さ、アグレッシブとメランコリック

都会とエスニック、未来と郷愁


相反する部分が止揚され、一体感が醸成されています


年齢を重ねるとともに、いっそうの洗練と

新たな挑戦を続けるU2―


ついつい社会的な活動のほうに目を向けがちですが

音楽でも、まったく目を話せない存在であると再認識させられる本アルバム


ぜひ多くの人に聞いていただきたいなぁと思います☆☆


なお、ガーディアン誌とのインタビューによれば

本作のためにレコーディングされた楽曲のうち

収録されたなかった楽曲を収めたアルバムが今年中に発表する予定

―とのこと

そちらも楽しみです☆

Annie Lennox 『 The Annie Lennox Collection 』

2009-02-20 08:43:53 | 音楽
グラミー賞で、再び日本でも脚光を浴びた

アニー・レノックスの最新作はベストアルバム『The Annie Lennox Collection 』


実最初のシングルであるPut a Little Love in Your Heartや

さっぱり売れなかったWaiting in Vain"やSomething So Right

ダウンロードでのみの"Wonderful"を除いた全シングルと

最新作シングルShiningを収めたとっても豪華な内容


15年も前に発表された楽曲もあるので

聞いていて<時代>を感じる曲も多々あるものの

Light me up like the sun
To cool down with your rain
I never want to close my eyes again
Never close my eyes
never close my eyes ...
That is everything I have to say


と言った歌詞や、

サウンドが持つ「明るさ」や「前向きな姿勢」は古びることがありません。




また、最新のShiningやKeaneをカバーしたPattern of My Lifeからは

これまでの自分を踏まえつつも

いつまでも、新しい物や良い物を取り込んでいこうとする

彼女の「心の芯」が伝わり、勇気が湧いてきます☆☆



とはいえ、やっぱり個人的なベストは

Love Song For A Vampire

―吸血鬼マニアとしてはははずせない一曲です☆