老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

世界における日本の地位の変化

2006-12-13 21:25:38 | Weblog
 戦争に負けて国力で戦勝国に勝ったと言われた日本の地位はこの15年間に大きく低下した。
①一人当たり世界一であったGDPは米国や英国など欧州の一部の国に負けてきた。
②児童、少年の数学等の知能レベルも世界一から格段に落ちてしまい、然も理工学志望者が激減して、アジアでは印度、ベトナム等が大学院のトップ層を占めている。
③土地は生産性がゼロだからと急騰したが、バブルと共に急落し、最近は都市回帰現象で一等地はバブル期を上回る地価が出現している。
④規制が除かれ、開発途上国の低賃金を活用して工業製品の価格下落が大きいが、グローバル化の遅れで法人税、雇用の形態、その他の条件が国際的でないため、企業の売り上げは伸びても利益率は低く,労働分配率が上がらない。
⑤情報産業、サービス業が遅れをとり、製造業依存から脱却できない。
⑥歴史認識が見直しされず、内部からも外部からも圧力を受け外交で無視されがち。
正しい歴史観を持ち、教育の基本から変えて行くと共に農耕民族的な意識から脱却して国際感覚を身につけないと再浮上は難しいだろう。juntaro