春先(たぶん3月頃)に買ったホワイトツリーを地植えにしてみたら、またまた良く花を咲かせてくれました。
3月から初夏まで咲く花らしいのですが、名前は時期外れですよね。
時期はずれついでに、思い出のバレンタインデーにタイムトラベルします。
17歳の高校2年生のその日まで、親友NBちゃんとせっせとマフラーを編んだものです。かぎ針編みで一段増えるごとに なんだかドキドキしてきていざプレゼントする日には やっぱり止めようかと迷い、先にNBちゃんが「渡してくるから彼の家の近くまで付いて来てね!」と言い、すごく堂々としたものでした。「やっぱり、止める」と言う私の先をどんどん行きます。NBちゃんは、どんな風に渡したんだろう?なんて言えばいいだろう?と思うとなおさら足がすくんでくる。「ずるいよ。約束したのに、ちゃんと渡さないと・・・」って、半ば脅されながら、家にも先に入って行くし、だからなんて言ったか全然覚えてません。
ネービーに白のボーダーを2本入れて、フリンジを付けた平凡なマフラーと当時流行っていた板チョコを1枚入れた紙袋を渡したら、
「ありがとう」「なんだろう?」と言って中を開けて、すぐに首に巻いてくれたのです。
私にとって、あんなに爽やかにプレゼントを受け取って頂いた事は無く、その優しさだけははっきりと覚えています。
マフラーを編んだのも初めてで、きっと網目もきつくやわらかくなかったと思うし、少し短めだったような気もするし、後悔ばかりでした。
けれど、ささやかな思いは伝わってその後1年と少しの間文通をする事ができました。
最高に嬉しい記念日でした。
結婚前の手紙は山ほどあったけど、それを機に全部処分しましたよ。昔の記憶は自分に都合のいいものばかりが鮮明です。
私は古い人間らしく結婚以外に深いお付き合いをした事無いから、出会いがあれば声かけちゃいますね。(全部片思いでしたから・・・)
私は若いときは自分の過去の記憶は忘れてしまうものと思っていましたが、必ずしもそうではないことに最近、やっと気がつきました。
今年の冬、彼がyuriさんのマフラーを襟に巻いて、駅に立っている後姿を見たらyuriさんはどする。
足がすくむ、思わず声をかける
ホワイトツリーって白銀の枝葉にかわいい花ですよね。鉢での管理の方がいいそうなので、秋になったら鉢にあげようと思います。寄せ植えにもすてきですね。
せっかくあげたマフラーは、不出来だったせいか?着用しているところを見たことがありませんでした。もう、存在してないと思う!?
楽しい青春の思い出たくさんあるのですね。(^^)
手編みのマフラーは、いまでも、大切に残してくれてるでしょうか。
渡す人が、親友と同じ人でなくて、良かった。(爆)