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少女正当防衛 地検、「被害者」と判断

2007年12月27日 | ◆災害時の防犯
少女正当防衛 地検、「被害者」と判断
妥当な結論関係者評価
 島田市大代の山中で9月、掛川市内の会社員の男(当時38歳)の遺体が見つかった事件で、静岡地検は26日、男を刺殺したとして殺人容疑で書類送検されていた静岡市の元美容師見習の少女(16)の行為を「正当防衛だった」と結論づけ、事件を年内に終結させた。少女を「被害者」として家裁送致しなかった地検の判断に、関係者からは評価する声が上がっている。

 地検は、少女の供述が現場に残されている客観的状況と一致し、一貫性もあることなどから、少女の供述が信用できると判断。刃物で脅され続けた上で山中に連れて行かれたことや、当時15歳だった年齢などを総合的に考慮し、少女の行為が「急迫不正な侵害から逃れるための正当防衛だった」と認め、死亡した男に弁解の機会はないものの、少女を「被害者」とした。

 検察官の不起訴処分には、犯罪の疑いはあるものの、悪質性が低いなどと判断した「起訴猶予」のほか、証拠が不十分で犯罪を証明できない「嫌疑不十分」、証拠がない「嫌疑なし」もあるが、今回は、事実関係が証明されても犯罪に当たらない「罪とならず」との判断だった。

 法務省統計室によると、検察庁が家裁送致せずに不起訴処分としたり、所在不明などにより中止処分とした容疑者は、昨年1年間で2304人。このうち殺人容疑では2人のみだった。

 少年事件を長年手がけてきた佐々木光郎・静岡英和学院大教授は「これだけの事件に巻き込まれた少女が容疑者から解放されて良かった。誰でも被害者になりうる。今後、専門家による少女の心の救済が必要だ」と話す。

 少女は比較的落ち着いた様子で県警の調べなどに応じていたが、関係者から「『自分は被害者だ』との思いが少女の心のバランスを保っている」との見方も出ていた。

 それだけに、少女の弁護人の河村正史弁護士は読売新聞の取材に対し、「検察官と警察が事件の真相を究明して妥当な結論を出し、感謝している」と語った。その上で、「非行歴がない少女が生命、身体の危険に長時間さらされ、精神的に追い詰められた末の必死の行為だった。この結論に異論がある人はいないだろう」とした。


静岡 地域 YOMIURI ONLINE(読売新聞)

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