「コブラ・ゴールド２００７」

　米・タイ共同主催の多国間共同訓練「コブラ・ゴールド２００７」が５月８日から同１８日までの日程で、首都バンコク南東部のタイ湾に面したサタヒップで行われている。同訓練には米、タイ、日本、シンガポール、インドネシアなどオブザーバーを含め約２０カ国、約５３００人が参加。
　サタヒップのアンバサダーシティー・ジョンティエン・ホテルを会場に国連平和維持活動（ＰＫＯ）の指揮所演習のほか、人道・民生支援で住民に対する医療活動をタイ湾沿いの南西部各地で実施している。

　防衛省からは泉統幕副長以下、内局、統幕、各自衛隊、情本から４８人が参加。ＰＫＯの指揮所演習のほか、海外での診療要領を訓練する医療部門の民生支援活動に医官ら８人が初めて正式参加、住民の診療を行っている。

　８日にジョンティエン・ホテルで行われた開会式には、小林秀明駐タイ日本大使をはじめ、泉副長以下４０人が出席。開会式の後、さっそく指揮所演習に向けた訓練準備に入り、各国間で認識の統一など１０日まで調整が行われた。
指揮所演習はＰＫＯ活動と平和執行活動（ＰＫＦ）の２部門に分けて行われ、自衛隊は平和執行活動後の緩衝地帯での停戦監視をテーマに各種調整や計画作成などを演練。
　一方、今回初めて正式参加の人道・民生支援には池川和哉１陸佐ら８人が参加し、９日からタイ南西部のペチャブリ、１１日にプランプリ、１２日にバンワンコーでそれぞれ住民の診療を実施した。

　防衛省・自衛隊はＰＫＯに関する能力の向上を図るため平成１３年度から同訓練にオブザーバー参加、１７年から指揮所演習に正式参加している。今回は、統合運用体制下における国際平和協力活動にかかわる自衛隊の運用要領を確認し、今後の活動の資を得る、としている。


朝雲ニュース　コブラゴールド住民に対する医療活動訓練

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　大都市部の災害時にはおそらく大規模窃盗団などが現れ、（来日？）治安監視、維持が重要になるでしょう。国内でもやってくれるんですよね？

コブラ・ゴールド開始

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