最も被災者の方々が欲された物品のひとつです。
小型ガスボンベを使った簡易ガスコンロには様々な種類があります。また、その互換性や、メーカーによる使用案内、事実上の使用状況、PL法との関連、ボランティアによる配布の方法等私自身触れたい事が様々にあります。
慎重に話を進める為、ここではまず、所謂アウトドア用ではなく、家庭用カセットガスコンロについて触れます。画像にあるのがそれなのですが、何が問題なのか?と言うと 製品の説明書にはまずこう書かれています。
‘当社のガスコンロをお使いの場合は必ず当社のガスボンベをお使い下さい‘
これに従うとコンロとボンベが同一メーカーの製品でないと配布できません。
実際は・・同一メーカーでなくても使えます。更に丈の短いタイプのボンベや、U社プレミアムガスやI社高圧タイプのボンベもあります。高圧タイプのガスボンベをいつもと同じ様子でこうした製品に不慣れな方が使うとしたらどうでしょう?使用に問題はなくとも説明の必要があるのではないでしょうか?
コンビニでは高圧タイプ製品が売られています。これら製品について詳しく説明配布出来る人間が毎回各所にいるとは限りません。
また、川口町に於いて、ある時、部品が欠損していたり、説明書が別に梱包されているカセットガス暖房器具が多く送られてきた事がありました。その時は「なんていい加減なメーカーなんだろうか?」と思いましたが後に、「恐らくこのメーカーは工場のラインを止め、取り敢えず使える製品を寄付なさったのに違いない」と考えるようになりました。いかにも横置きにして食品を焼くのに適しているような製品でした。勿論横置きにするのは生ガスが漏れ出す危険な使い方です。
この際は災害救援ボランティア推進委員会の方にこの製品専従で配布して頂く事が出来ました。 繰り返し申しますが、批判をしている訳ではありません。
被災時等についてガス器具火器配布の一定のガイドラインが必要なのではないでしょうか。小千谷では爆発事故も起こったと聞いております。
川口町ではアウトドアメーカー・スノーピーク社の方々が長期間常駐なさり、同時に雑誌との連携でアウトドア用品を被災地に贈ろうという企画とともに御尽力なされていました。また静岡のT様は個人にて多数のガスコンロを町に寄付、同時にご自身も長期ボランティアとして活動なさっていました。
アイコンロ 2500Kcal/h 1980円 購入場所 カインズホーム
災害救援ボランティア推進委員会