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バッテリー盗まれる

2008年04月06日 | ◆災害時の防犯
バッテリー盗まれる
バス12便運休 夜間取り外す会社も


新たに取り付けられたバッテリーには盗難防止のため南京錠がかけられた(4日、蒲生町の南国交通の車庫で) 乗用車やバスのバッテリーが盗まれる事件が県内で多発している。これまで年に2、3件だったが、今年に入って4日までに14件、400個と急増。主材料の鉛の価格高騰が背景にあるとみられる。一部のバス会社は夜間、バッテリーを取り外すなど自衛策に追われているが、4日には蒲生(かもう)町で南国交通(本社・鹿児島市)の路線バス7台が被害に遭い12便が運休した。県警は同一犯の可能性もあるとみて窃盗容疑で捜査している。(角亮太)

 捜査関係者によると、盗難が確認されたのは、鹿児島、鹿屋、南さつまのなど7市2町。自動車整備工場やリサイクル業者の資材置き場にあった乗用車用の約300個、トラックやバス用約100個の計400個が持ち去られた。被害総額は約280万円。

 蒲生町の南国交通の車庫では4日朝、出勤してきた社員が大型バス7台から計14個(計7万円相当)が盗まれているのに気づき、加治木署に通報した。同署の発表によると、社員が引き揚げた3日午後9時以降に盗まれたとみられる。

 鹿児島市にある別のバス会社系列の自動車整備工場では3月26日朝、大型バス16台から計32個が持ち去られていた。バス用は長さ50センチ、幅、高さ各25センチで、重さ50キロ。このうち鉛が約25キロを占める。夜間に忍び込んでバッテリーだけを抜き取っていた。

 この会社は夜間はバッテリーを取り外すよう整備工場や車庫に指示。「手間がかかるが、ほかに対策がない」と頭を痛めている。

 同市のリサイクル業者の資材置き場では1月10日、乗用車用のバッテリー(15キロ前後)110個が盗まれた。

 大手金属リサイクル業者(東京都)によると、鉛の価格はここ5年間で3~5倍にはね上がり、昨年1月に1トン当たり約24万円だったのが、10月には50万円を超え、現在も32万円前後で取引されている。

 北京五輪に向け建設ラッシュの中国や、自動車生産が増えているインドなどでの需要の高まりが背景にあるとみられている。

 同市内の業者は「産業廃棄物としてのバッテリーは輸出が禁止されているが、高値で取引されるのでコンテナの奥などに隠して輸出しているのではないか」と話している。

(2008年4月5日 読売新聞)


鹿児島 地域 YOMIURI ONLINE(読売新聞)

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