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被災地の性暴力を防げ、神戸の市民団体が冊子発行

2009年05月06日 | ◆災害時の防犯
被災地の性暴力を防げ、神戸の市民団体が冊子発行

 兵庫県の女性グループが「被災地における性暴力 防止と対応のためのマニュアル」(A5判、81ページ)を発行した。大きな災害後は生活が混乱し、弱い立場に置かれた女性や女児、男児などが性暴力の被害に遭う恐れがあるとして、事前に対策を立てることの必要性を訴えている。

 この冊子を発行したのは、DV被害者の支援などに取り組む市民団体「ウィメンズネット・こうべ」(神戸市)。アメリカでのハリケーン「カトリーナ」(2005年)の被災地で起きた性暴力被害を教訓に、同国の女性団体がまとめたマニュアルを翻訳した。

 同ネットの正井礼子さんによると、阪神大震災(1995年)の際にも同様の性暴力被害が報告された。ところが「救援や復興が重視され、関心が集まらなかった」という。

 冊子は、被災地での性暴力被害の実態を伝えた上で、地域の女性団体や自治体が事前に取り組んでおくべき対策を列挙。消防や警察などの担当者と協力関係を築いておくことや、被害が発生した時の情報共有の方法などについて、事前に取り決めを作っておくことなどを紹介している。

 また、性暴力の発生を防ぐ避難所での取り組みとして、「1か所に2000人以上は収容しない」「十分な電気・充電力の確保」「監視機器の設置」「避難所住民とスタッフ、ボランティアの名簿を作り、定期的に更新する」ことなども提案している。

 日本語版の巻末には、阪神大震災の際の体験談のほか、公的な相談機関や民間の支援団体、支援医療機関の連絡先も掲載。同ネットでは「被災地での性暴力が特殊なことではなく、起こりうることを想定した災害対策を検討してもらいたい」と、各都道府県の男女共同参画担当部署に送付した。希望者には1冊600円(送料80円)で郵送する。問い合わせは、同ネット(078・734・1308)へ。
(2009年5月6日 読売新聞)

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