世界選手権がいよいよ間近に迫ってきて各国代表選手達も続々と日本に到着している。大会の受け入れは大会の数日前となるために多くの国は時差調整などを行うために早めに到着し、調整を行う。
こういった場合に問題となるのは受け入れ先である。筑波大学では現時点で12カ国110名を超える外国チームを受け入れている。日本は柔道大国であり、多くの大学や実業団が強いチームを持っているが以外にも海外からのチームを受け入れているところは少ない。最も問題となるのは宿泊である。道場での練習は受け入れることができたとしても宿泊施設が整っていないので断らざるをえないケースも多い。
今回は東京での開催のため、東京に宿泊して練習は大学などに通うということも考えられるが、自分たちで宿泊を手配してというのはハードルが高いようである。ホストである全柔連も大会の運営、役員の受け入れなどで手がいっぱいで大会期間中以外の面倒までは見られないのが現状のようである。
外国チームを受け入れるのは大変なことも多い。事前のメールでのやり取りから始まって、人数の変更や、宿泊所などへの不満、トラブルなどなど。今回は週末に大学生の大会(個人の地区予選)があるという理由で受け入れを断った大学もあったようだ。確かに断ってしまうのは簡単だが、ホスト国としての役割と柔道大国日本の果たすべき国際交流の役割などを考えるとそうもいかない部分もある。
自分たちの道場で練習した外国選手が活躍してくれるのをみるのも嬉しい。また、各国の代表選手達と練習ができることは学生達にとって大きな経験となる。
今回、52年ぶりに東京で世界選手権が開催されるわけだが、日本といえども海外のチームを受け入れるホスピタリティーが充実していないということがわかる。遠い国へ来る場合にはある程度の猶予を持って到着するわけだが、自分たち同士で練習するには長過ぎるので練習相手が必要になる。日本の場合は練習相手までの現地に連れていってしまうからそういった問題は発生しないが他の国はそうはいかない。また、滞在期間が長くなれば高いホテルに滞在するわけにもいかない。そういった彼らの要求を満たす受け入れ環境(場所)が非常に少ない。そのため、受け入れが可能な幾つかの大学に負担が集中する。
強い大学ではなくてもチャンスがあれば海外のチームを受け入れても良いと思っているところもあるはずである。しかしながら、両者をつなぐシステムがない。全柔連もしくは学生柔道連盟がイニシアチブをとってやるのがベストなのだろうが、なかなか進まないのが現状である。
選手に限らず、応援や視察など多くの海外の柔道関係者も大会に訪れるだろう。その中には、機会があれば道場や大学で柔道をやりたいと思っている人もいるはずである。私も知り合いからどこか紹介してくれるように頼まれた。大会期間中ではなくとも日本で柔道を練習したいと思っている人は大勢いる。ただし、彼らの多くはどこに尋ねたらいいのか、コネクションがなくてあきらめている。
日本が柔道においてリーダーシップをとっていくためには日本柔道の考え方を世界の人に伝えていく必要がある。そういった機会を積極的に作っていくことが必要である。こういった大きな大会を機会に皆がホストとしての意識を持って何ができるかを考えてくれることを願いたい。
こういった場合に問題となるのは受け入れ先である。筑波大学では現時点で12カ国110名を超える外国チームを受け入れている。日本は柔道大国であり、多くの大学や実業団が強いチームを持っているが以外にも海外からのチームを受け入れているところは少ない。最も問題となるのは宿泊である。道場での練習は受け入れることができたとしても宿泊施設が整っていないので断らざるをえないケースも多い。
今回は東京での開催のため、東京に宿泊して練習は大学などに通うということも考えられるが、自分たちで宿泊を手配してというのはハードルが高いようである。ホストである全柔連も大会の運営、役員の受け入れなどで手がいっぱいで大会期間中以外の面倒までは見られないのが現状のようである。
外国チームを受け入れるのは大変なことも多い。事前のメールでのやり取りから始まって、人数の変更や、宿泊所などへの不満、トラブルなどなど。今回は週末に大学生の大会(個人の地区予選)があるという理由で受け入れを断った大学もあったようだ。確かに断ってしまうのは簡単だが、ホスト国としての役割と柔道大国日本の果たすべき国際交流の役割などを考えるとそうもいかない部分もある。
自分たちの道場で練習した外国選手が活躍してくれるのをみるのも嬉しい。また、各国の代表選手達と練習ができることは学生達にとって大きな経験となる。
今回、52年ぶりに東京で世界選手権が開催されるわけだが、日本といえども海外のチームを受け入れるホスピタリティーが充実していないということがわかる。遠い国へ来る場合にはある程度の猶予を持って到着するわけだが、自分たち同士で練習するには長過ぎるので練習相手が必要になる。日本の場合は練習相手までの現地に連れていってしまうからそういった問題は発生しないが他の国はそうはいかない。また、滞在期間が長くなれば高いホテルに滞在するわけにもいかない。そういった彼らの要求を満たす受け入れ環境(場所)が非常に少ない。そのため、受け入れが可能な幾つかの大学に負担が集中する。
強い大学ではなくてもチャンスがあれば海外のチームを受け入れても良いと思っているところもあるはずである。しかしながら、両者をつなぐシステムがない。全柔連もしくは学生柔道連盟がイニシアチブをとってやるのがベストなのだろうが、なかなか進まないのが現状である。
選手に限らず、応援や視察など多くの海外の柔道関係者も大会に訪れるだろう。その中には、機会があれば道場や大学で柔道をやりたいと思っている人もいるはずである。私も知り合いからどこか紹介してくれるように頼まれた。大会期間中ではなくとも日本で柔道を練習したいと思っている人は大勢いる。ただし、彼らの多くはどこに尋ねたらいいのか、コネクションがなくてあきらめている。
日本が柔道においてリーダーシップをとっていくためには日本柔道の考え方を世界の人に伝えていく必要がある。そういった機会を積極的に作っていくことが必要である。こういった大きな大会を機会に皆がホストとしての意識を持って何ができるかを考えてくれることを願いたい。