昨日、全柔連の国際委員会があり、新しい大会の仕組みやランキング制について報告がなされたので情報を発信したい。
ロンドンオリンピックに出場権が与えられる資格が概ね明らかになってきた。ただし、未だ決定ではなくあくまでも案という段階なのであしからず 。
*柔道の出場選手は男子221名、女子145名の計386名で、北京五輪同様の数。
*各階級につき1カ国1名のみの参加が可能。
*男子がランキング上位22名、女子が14名が個人の資格として出場権獲得可能。(ランキング内に同国の選手が複数名含まれる場合、誰が出場するかは国に委ねられる)
*開催国イギリスに各階級1名が与えられる。
*招待国枠(ワイルドカード)20 IOC,IJF,ANOC(各国五輪委員会)にて協議
*残りは大陸枠となる(これまでと違いアジアには全階級で男子12、女子8となり、また、各国最大1名のみとなるため、ランキングで2階級以上出場枠がとれなかった場合には日本が参加できない階級か確実に生まれる)
2009年IJFカレンダー・新しい大会のしくみ(変更の可能性あり)
*これまでと違い、大会が名前によってランク付けされる。
*大会のランクによってポイントが変わってくる
以下、ランクの高い大会順に示す( )内は優勝、2位、3位のポイント
①世界選手権(500、300、200)年1回の開催
②マスターズ(400、240、160)年1回の開催、ランキング上位者のみ
③グランドスラム(300、180、120)年4回の開催(パリ、モスクワ、ブラジル、東京にて開催予定)
④グランプリ(200、120、80)年5回の開催
⑤大陸大会(180、108、72)年1回の開催
⑤ワールドカップ(100、60、40)年10回の開催
1月24~25日には、ブルガリア(女子)、グルジア(男子)のワールドカップ大会が既に行われた。2月7~8日にはパリにてグランドスラムが開催される。このように年間を通じて、世界各地でいずれかの大会が開催されていく予定になっている。グランドスラムとグランプリは賞金大会であり、敗者復活戦は行わない。
今のところ、こういった大会には全柔連が選手を選考し、派遣するといった形をとっているが、将来的に全柔連が選手を派遣しない大会に、ポイントの少ない選手が自費で参加したいといったケースもでてくる可能性がある。また、上位にランクされた選手と下位にランクされた選手を国で選考する場合、どういった基準で行うかなどを考えていく必要がある。また、ランキング内に入っていない選手はオリンピックに出場できる資格がないので、これまでのような8名参加しての国内選考会が意味をなさなくなってくる。選考会という形ではなくした場合、ランキング上位者は大会に出場しないという可能性もでてくる。
このシステムがスタートしたばかりなので、動き出してみないと対応もできないといった現状だが、世界の動きに対して遅れをとることなく対応すること、そして選手にきちんと全柔連の方針を示していくことが混乱を避けることにつながる。
ロンドンオリンピックに出場権が与えられる資格が概ね明らかになってきた。ただし、未だ決定ではなくあくまでも案という段階なのであしからず 。
*柔道の出場選手は男子221名、女子145名の計386名で、北京五輪同様の数。
*各階級につき1カ国1名のみの参加が可能。
*男子がランキング上位22名、女子が14名が個人の資格として出場権獲得可能。(ランキング内に同国の選手が複数名含まれる場合、誰が出場するかは国に委ねられる)
*開催国イギリスに各階級1名が与えられる。
*招待国枠(ワイルドカード)20 IOC,IJF,ANOC(各国五輪委員会)にて協議
*残りは大陸枠となる(これまでと違いアジアには全階級で男子12、女子8となり、また、各国最大1名のみとなるため、ランキングで2階級以上出場枠がとれなかった場合には日本が参加できない階級か確実に生まれる)
2009年IJFカレンダー・新しい大会のしくみ(変更の可能性あり)
*これまでと違い、大会が名前によってランク付けされる。
*大会のランクによってポイントが変わってくる
以下、ランクの高い大会順に示す( )内は優勝、2位、3位のポイント
①世界選手権(500、300、200)年1回の開催
②マスターズ(400、240、160)年1回の開催、ランキング上位者のみ
③グランドスラム(300、180、120)年4回の開催(パリ、モスクワ、ブラジル、東京にて開催予定)
④グランプリ(200、120、80)年5回の開催
⑤大陸大会(180、108、72)年1回の開催
⑤ワールドカップ(100、60、40)年10回の開催
1月24~25日には、ブルガリア(女子)、グルジア(男子)のワールドカップ大会が既に行われた。2月7~8日にはパリにてグランドスラムが開催される。このように年間を通じて、世界各地でいずれかの大会が開催されていく予定になっている。グランドスラムとグランプリは賞金大会であり、敗者復活戦は行わない。
今のところ、こういった大会には全柔連が選手を選考し、派遣するといった形をとっているが、将来的に全柔連が選手を派遣しない大会に、ポイントの少ない選手が自費で参加したいといったケースもでてくる可能性がある。また、上位にランクされた選手と下位にランクされた選手を国で選考する場合、どういった基準で行うかなどを考えていく必要がある。また、ランキング内に入っていない選手はオリンピックに出場できる資格がないので、これまでのような8名参加しての国内選考会が意味をなさなくなってくる。選考会という形ではなくした場合、ランキング上位者は大会に出場しないという可能性もでてくる。
このシステムがスタートしたばかりなので、動き出してみないと対応もできないといった現状だが、世界の動きに対して遅れをとることなく対応すること、そして選手にきちんと全柔連の方針を示していくことが混乱を避けることにつながる。