IJFランキング上位者が出場するマスターズ大会が韓国で開催されている。最大で16名の参加枠があるが、欠場もあって各階級平均12~13名といったところである。参加国をみると偏りがみられ、強化が進んでいる国、選手をトーナメントに多く派遣できる国が絞られてきていることがわかる。
女子における日本女子の活躍はすごい。昨日行われた軽いクラスからの4階級すべて日本が優勝した。48kg級にいたっては9人中5人が日本選手で4人が準決勝に進出した。結果、メダリスト全員が日本人となった。日本以外にみるとフランスやスペイン、ロシア、韓国といった国がどの階級にも選手が入っている。
現在のトーナメント方式、ランキング制を継続していくと、活躍できる国が限られてくるであろうことは予測できる。柔道は世界の200カ国に近い加盟国を持つがそういった国々のなかで経済的に恵まれない国、強化が難しい国がチャンピオンを出す可能性はますます少なくなるだろう。こういったことが、長い目で見れば柔道の世界を狭めていってしまうであろうと危惧する。
今年の世界選手権、世界ジュニア、カデ世界選手権はいずれも1カ国2名ずつの参加が認められる。こうなった場合、柔道強国を自認する国以外、選手を送ることすら躊躇するようになるのではないだろうか。また、世界チャンピオンの数が増え、チャンピオンの権威は間違いなく低下するだろう。
今大会から帯から下の柔道着や足を直接手で握ったりすることが「反則負け」というルールが適用された。48kg級一回戦、山岸選手対浅見選手の試合で、山岸選手が肩車にいったことで「反則負け」となった。山岸選手のコメントでは「反射的に出てしまった」とある。当分はこういった事故のような反則負けが起こることも予測できる。柔道は柔道着をつかんで投げても良い競技である。その競技にあってパンツを持ったら反則負けになるというルールそのものに問題があると、個人的には今でもそう思っている。
男子は3階級中、金メダルはゼロだった。今回のルール改正で日本が有利になるのではとも言われたが、そう簡単なものではないことがわかる。新しいルールで2月3月に行われる一連の大会でどういう結果が出るか興味深い。
女子における日本女子の活躍はすごい。昨日行われた軽いクラスからの4階級すべて日本が優勝した。48kg級にいたっては9人中5人が日本選手で4人が準決勝に進出した。結果、メダリスト全員が日本人となった。日本以外にみるとフランスやスペイン、ロシア、韓国といった国がどの階級にも選手が入っている。
現在のトーナメント方式、ランキング制を継続していくと、活躍できる国が限られてくるであろうことは予測できる。柔道は世界の200カ国に近い加盟国を持つがそういった国々のなかで経済的に恵まれない国、強化が難しい国がチャンピオンを出す可能性はますます少なくなるだろう。こういったことが、長い目で見れば柔道の世界を狭めていってしまうであろうと危惧する。
今年の世界選手権、世界ジュニア、カデ世界選手権はいずれも1カ国2名ずつの参加が認められる。こうなった場合、柔道強国を自認する国以外、選手を送ることすら躊躇するようになるのではないだろうか。また、世界チャンピオンの数が増え、チャンピオンの権威は間違いなく低下するだろう。
今大会から帯から下の柔道着や足を直接手で握ったりすることが「反則負け」というルールが適用された。48kg級一回戦、山岸選手対浅見選手の試合で、山岸選手が肩車にいったことで「反則負け」となった。山岸選手のコメントでは「反射的に出てしまった」とある。当分はこういった事故のような反則負けが起こることも予測できる。柔道は柔道着をつかんで投げても良い競技である。その競技にあってパンツを持ったら反則負けになるというルールそのものに問題があると、個人的には今でもそう思っている。
男子は3階級中、金メダルはゼロだった。今回のルール改正で日本が有利になるのではとも言われたが、そう簡単なものではないことがわかる。新しいルールで2月3月に行われる一連の大会でどういう結果が出るか興味深い。