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jucon Solo Exhibitions
 メカ・ワンダーランド
(あなたの知らない海の世界)

これならどうよ!?

2015-11-25 21:26:19 | 制作
普段、一人で制作しているので、イベントに出た時に、他のクラフトマンと話をするのは、とても刺激になります。

昨日、紹介した豆工房さん。
なぜ、スパナを作っていたかというと、革でこんな作品を作っていたから。



スパナのペン! 
こういうの僕好きです(笑)

でも、このペン、まだ一本も売れてないって・・・
どうして、こういう遊び心のあるモノが売れないのかなぁ~?


ここ数年、あまりにもクラフトフェアが増え過ぎたせいか、お客さんの目的がすっかり変わってきていると思うんです。
以前は、手作りのモノが欲しい人だけがやってくる、知る人ぞ知る的イベントだったのだけど、今では家族で遊びに行くところ的になっている。以前にも書いたけど、クラフトフェアの動物園化。
大人たちは珍しい作品を見て楽しみ、子供たちは作品をおもちゃのように遊び道具にする。
そこで一日ヒマを潰し、珍し作品の前で写真を撮り、最後にお土産を買って帰る。まさに動物園。

これは、クラフトマンがそういうお客さんをターゲットにした作品を作りだして、さらに拍車がかかっているんだと思います。
ということは、クラフトフェアは、もはやそういう場所と考えを改めなくてはいけないということなんでしょう。

ある作家さんとお話しをした時に、「手間をかけるより、手間をかけずに安くした方が売れる」みたいな話を聞きました。
それが魅力的な作品とは言えないけれど、この仕事で生活しているならば、そういうモノも必要なんでしょうね。

多摩くらふとフェアで何人かの方と、何が売れるのか?という話をした結果、やっぱり家の中で使うモノよりも、外で使うモノの方が売れるんじゃないかと。

例えば、時計だったり、バッグだったり、アクセサリーだったり・・・
アクセサリーは、juconでも作っているけど、全然売れませんが(笑)

やっぱりキラキラ、ユラユラ、ヒラヒラみたいな要素がないとダメなんですかね?


というわけで、新作を作ってみました。
キラキラ、ユラユラ、ヒラヒラの要素はないけれど、たぶん「可愛い~」とは言われそうです(笑)

それが、これ!








これらをブローチにしようと思います。
作風がだいぶ変わっちゃうけど、生きるためにはこういうのも必要なんでしょう。

中央林間手づくりマルシェまでに、こんな感じのブローチを何種類か作っていこうと思っています。
そして、これらをmake to liveシリーズと名付けることにしました(笑)


と言いつつ、これも売れなかったら、どうすればいいんだ?




http://www8.plala.or.jp/jucon