よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

結婚式

2006-01-11 23:11:05 | Weblog
ひさしぶりに結婚式に行ってきました。教え子のお姉さんの。ちなみに私はそのお姉さんを知りません。会ったこともない(笑)。こちらの結婚式はけっこう遠い関係の人も呼びます。日本のように席次や時間も明確に決まっていないので、そこらへんはオープンです。ちょっとした大きいパーティーといった感じで呼ぶのでしょうか。親戚、友人はもちろん、そのまた友人、兄弟などなど。時間も一応決まっていますが、お客は好きな時間に来て、食べて、飲んで、話して、好きな時間に勝手に帰ります。最初はとまどいましたが、慣れてみると堅苦しい日本の結婚式より、呼ぶほうも呼ばれるほうも楽で、けっこういいものです。

プノンペンスタイルは一つの円テーブルに10席あって、来た人から順に座っていきます。テーブルが埋まったところから次々料理が運ばれていきます。お客はもちろん知らない人もいっしょに座り、料理が終わったところで早々と帰って行く人も。テーブルのお客さんが全部帰るとそのテーブルはまたセッティングされて新たなお客が座ります。今回行った結婚式はテーブルが20近くありました。一テーブル10人、半分のテーブルが2回転すると考えてもざっと考えても、招待客は300人から400人です。会場は新婦の家。家の前に特設会場を作ります。最近はレストランや結婚式場でやる人も多いですが、女系のカンボジア社会では新婦のうちというのが一般的なスタイル。招待客500人といっても驚くほどではなく、「ふつう」のようです。

新郎新婦はクメールの衣装からウエディングドレスまでさまざまな服を着ます。お色なおしもたくさんあります。一方、招待客はというと、男性は普通のシャツにズボン。女性はみんな気合をいれてドレスなどを着て、美容院でメイクしてやって来ます。ふだんはすっぴんの学生も、この日はちょっとわからないくらいに変身していました。気になるご祝儀はこうした一般家庭での結婚式で一人10US$~。田舎はもう少し安いようです。もちろん新郎新婦との関係や会場(高級ホテルなど)によって相場は変わってきます。プノンペンは招待状が入っていた袋にお金を入れて、帰るときに受付にある箱にお金を入れて帰ります。招待状には名前が明記してあるので、もらう方にとっても一石二鳥。もって行く方にとっても、特にご祝儀袋など用意しなくていいので便利です。

結婚式といえば先日、カンボジアのフンセン首相の息子の結婚式がありました。こちらはすごい規模。もともと有名な結婚式場にコンサート会場のような特設ステージを作って、それはそれは壮大な結婚式だったようです。VIPもくるので警察もいっぱい!数日前からものものしい雰囲気がただよっていました。近くの市場もその日はクローズするほどです。こうしたVIPクラスへのご祝儀はお金はもちろん、車や家など豪華な「もの」でのお祝いのようです。お祝いの品は高級車だけで、何台にもなるとか。逆に普通の友人などの参加者はご祝儀はいらないというからびっくり!たまたま私が教えている学生の兄弟が新婦の友達として、このビッグな結婚式にも参加したそうなんですが、彼女の話によると一般の友人などの招待客はご祝儀を持っていくどころか、結婚式に参加したら、逆にお祝いのお金をもらったそうです(驚き!)。まあ、貧富の差がはげしいカンボジア。金持ちはより金持ちに、貧乏はより貧乏に。悲しいですがこれもまた現実です。それにしても、何台ももらった高級車はいったい誰が乗るのでしょうか・・・?贈られたこの車の行く末をたどってみたいものです。最後にこの車に乗るのは誰???




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2 コメント

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結婚式!! (kayo)
2006-01-16 13:27:00
皆さんお元気ですか。松下です。

結婚式ですか~。誰の結婚式だったんですか?

ビスナーさんやリナちゃんが写真に写ってましたが・・・。



カンボジアの結婚式・・懐かしいです。



知らないもの同士が円卓を囲んで、食べながら共通の知人を祝う。無茶な状況でありながら、なんだかほのぼのとした祝宴。



まったく知らない新郎新婦に未来永劫の幸せをいのりつつ・・・。

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お久しぶりです (管理人)
2006-01-31 14:52:36
お久しぶりです。元気そうで何よりです。

学校も新しい先生が来て違う空気になっています。



結婚式はラデンちゃんのお姉さんのものです。

だからリナちゃんが写っているんですよ。



こちらは旧正月最後の休みの日。二月一日から授業が始まりますが学生が来るかどうか…。
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