よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

マーチやシビック、日本では今どこに?

2006-04-26 15:14:03 | Weblog

最近街中でよく見かける車。それは日本で一昔前にはやった丸いフォルムがかわいらしい?日産マーチと、当時、健闘していたホンダのシビック。カンボジアでは金持ち層にはランドクルーザーやレキサスなどのRV高級車(ときどきキムタクのあの宣伝が懐かしいRAV4とパジェロも)が主流で、乗用車といえばトヨタのカムリなどの地味系な車が多かったが、最近少しずつバリエーションが出てきたように思う。ハマーとかも走っていてすごいびっくりする。私は車に詳しくないので、よくわからないが、たぶんわかる人にはわかるマニアックな車も多数走っているのだろう。それから、新車では韓国製の軽自動車もけっこう走っていて、値段もバイクより安いぐらいらしい。バイクよりは危なくないという理由で若い女の子もけっこう車に乗り出した。

私が学生で免許をとったばかりのころにちょうどマーチやシビックがすごいはやっていて、友達も何人も持っていた。新車も中古車もあのころ学生で車を持つというと、そのクラスであった。友達とどこかへ行くときに、何度マーチやシビックに乗ったことか。ちょうどマーチは赤やら、メタルがかかった黄緑などのカラフルな色が出てきたころで、女性にも乗りやすく価格もお手ごろだったからか、本当に街中をよく走っていたものだ。日本では最近すっかり見かけなくなってしまったあの車たち。何でもネットオークションでももうただ同然とか。

カンボジアに来たばかりのころはマーチなどの車を全然見かけなかったが、なぜか最近よく目につく。どこかからか一斉に中古車が入ってきたのだろうか。今日も学校の前にマーチが1台。最近学生がお父さんに買ってもらったという。中古で1300$ほど。彼のマーチは例の黄緑。マーチを見ていたら、免許を取ったばかりの時によくいったドライブや当時、車で聞いていた音楽などをふと思い出した。マーチ、カンボジアではまだがんばっています。



消費の快楽

2006-04-25 22:36:47 | Weblog

引越しが無事に終わり、私の部屋も新しくなった。今までは天井に手がとどくような部屋で、ベッドもなくこぢんまりと生活していたので、今度の部屋はシャワーもベッドも机もあって、なかなか快適。どうせ帰るのだからと、なるべく物を買わないようにしていたし、それでもこの前の引越しで自分のものの多さに呆然としたものだが、せっかく新しい部屋になったし・・・と買い物が止まらない。最近はどうせ日本に帰るときは置いていくのだ!と開き直ってバンバン買っている。

まずはベッドになったのでシーツを2枚。中古なら安いらしいが、やはり寝るものは気もち悪いので市場へ行って新品を2枚購入。意外に高く、1枚4$もした。2枚で8$、そして枕カバーで合計10$なり。外国人だからぼられたか!と思って、カンボジア人にあとで聞いたら素材や種類によっても違うので妥当な値段だと言われた。

次はベッドサイドに置くテーブル。これは前から目をつけていた店で、とう製のかわいいテーブルをゲット。衝動買いでそれといっしょに椅子と、洗濯物を入れようとふたつきの大きいかごも買った。3つで10$なり。しかもバイクで自分でかついで持ってきた。自分でもびっくりだが、これがカンボジア流。ちょっと手が疲れたが、無事運べた。もっと大きいものだと店の人が持ってきてくれたり、車(というかバイクに荷台がついたもの)を頼むこともできる。その店には実はまだまだ欲しいものが山ほどあるので、また行ってしまいそう。

机まわりの小物などはあとを知れず、次々増え続ける毎日。1$のものだって10個買えば10$。100円ショップと同じで、ちょっと買い出すととまらない。今物色中なのはティッシュケースと、洋服をかける簡易クローゼットのようなもの。いまいち、お目にかなうものがなく各地で物色中。安くても、へんなものは買いたくないし・・・。ティッシュケースはふつうの長方形のティッシュ用のはかなりいい感じのものを見つけたが、トイレットペーパーや、小さいティッシュ用のがない。そして意外にないのが、スリッパ!なかなかデザインがよく値段が手ごろなものがない。今日もやっといいスリッパにめぐりあえたと思ったら、5$もするので却下。5$ならビーサンで我慢である。

買い物に行くと本来の目的からそれて、余計なものまでついつい購入。そして、ついつい買い食いや、疲れたからとカフェで休憩。今日も肝心なものがなかったのに、なぜかシャツが2枚も増えていた。あとで買ってしまったと後悔するのがつねだが、まあシャツといってもこちらでは1枚2、3$だから許される?まあ、この安さがよけい衝動買いをひどくさせるのだが。それにしても消費するのはなんて楽しいのだろう。金額が安かろうが、高かろうが、やっぱり消費はやめられない。これだから一生お金はたまらない。



出会いと別れの季節

2006-04-23 10:17:23 | Weblog
日本で3、4月とえいば年度が始まり、新しい何かが始まる予感がする月。出会いと別れの季節である。カンボジアにいると桜も咲かないし、なんだか季節感がないので、ついつい新学期を忘れがちになる。でもまあ4月には新年があるので、まあ新しい年という気はするか。

ちなみにカンボジアで年齢を数えるときは、クメールの新年で数え年で数える。干支も4月でカウントするので、ときどき日本人と比べてなんだかちぐはぐのような気もするが、よく聞くと4月で数えているためにひとつ、ふたつは前後しているようだ。0歳という概念がないので、年齢を教えるときに赤ちゃんの0歳を教えると、よく学生たちに笑われる。

ブログではふれていなかったが、当JOASも4月10日より引っ越して新しい校舎で授業がスタートしている。今度の学校の建物はなかなか大きく立派だが、前の道路が未舗装のため、学生にはちょっと不評。とにかくすごいほこりである。そうじしても、そうじしてもホコリだらけ。教科書やプリントも赤土をうっすらとかぶっている。道路工事が2ヶ月後に終わるらしいので、まああまり期待しないで待ってみよう。

新しい校舎と前後して、教師も入れ替わりしてだいぶ雰囲気もかわりそうだ。3月末、4月末で2人の先生がやめ、新しい先生がやってきた。今年はどんな1年になるだろうか。新しい年の始まりである。


カンボジアのリゾート

2006-04-18 23:07:52 | Weblog
カンボジアは四月がお正月。ということでシアヌークビル(コンポンソム)へ行ってきました。どうして名前が二つ?なんでしょうか。ここは前の国王シアヌーク国王の避暑地であったためそう呼ばれました。しかし、ポルポト時代にはそれ以前の名前、コンポンソムに改められました。今は、地図上ではシアヌークビルになっていますが、カンボジア国内ではコンポンソムという名前が一般的なようです。

カンボジアの観光地といえば、アンコールワットがあるシェムリアップが有名ですが、カンボジアにはまだまだいろいろなところがあります。前のブログにもあった、いるかで有名なクラチェ、山岳民族がいるラタナキリ、などなど…。
コンポンソムは最近ホテルやレストランができてきて外国人観光客も増えてきています。
ただ、プノンペンからバスで約四時間ほどかかります。カンボジアで海ってちょっと想像ができそうにもありませんが、海もきれいで、ダイビングなんかもできるんです。シーフードもおいしいし。
でもやっぱりカンボジア。外国人が多いビーチとカンボジア人が多いビーチと分かれていたりします。外国人が多いビーチでは物売りが多いです。正直、しつこかったりだましたりするような物売りはいません。物売りの中にはシャコやかにのから揚げを売っていたり、いかを焼いて売っている人がいたりします。正直、寝ているだけでなんでも買えるような気がします。
一転、カンボジア人のビーチでは浜辺に小屋が建っていてみんなでご飯を食べてハンモックでゆっくりして、気が向いたら海に入るような雰囲気でした。海に入っているのは子供が多かった気がします。

一応、カンボジアのリゾートなんでプライベートビーチがある高級ホテルなんかもあったりします。当然、わたしたちはごく普通のホテルに泊まりましたが、新年のカンボジアのダンスのイベントがあったりして好いのもが見れました。ダンスを披露していた人たちは全員スヴァイリエン(←地名です)の孤児院の学生という事で、やっぱりカンボジアには影の部分があるのを感じました。

緑、緑、緑、青、茶色、そしてまた緑、緑・・・

2006-04-15 19:58:21 | Weblog
カンボジアは仏教正月なので、今お正月です。今年は4月14日が元旦です。
お正月は昔の日本と同じでみんな帰省したり、旅行をしたり。最近は小金持ちの人はタイやベトナムなど海外へでかける人も多くなってきているとともに、前はすっかりしまっていた店も、最近はお正月でもあいているところも多くなってきたようです。先生はみんなでビーチのあるコンポンソムへ行ったので、そのレポートはまた後日その先生たちにお願いしましょう。

私は田舎へ逃避行。イラワジイルカという川イルカが見られる、クラチェという田舎町へいってきました。イラワジイルカはミャンマーや南ラオス一帯にもいるめずらしい川イルカ。カンボジアのメコン川にも前には1000頭ほど、かなりの数がいたらしいですが、内戦やいろいろな事情が重なり、絶滅寸前。それでもNGOなどの保護によりだんだん多くなってきて、観光・環境設備もととのってきたようです。

クラチェはイルカウォッチング以外に特に観光資源もない田舎の小さな町なので、あまり人も多くなく、静かでいい町でした。どの家もわらや木でできていて、どの家もみんなあけっぱなしで、日本の昔の田舎のよう。どろぼうが多いため、鍵をいくつも持ち歩いているプノンペン生活とはすごい違い。田舎はどこでもそうだけど、人もみんないい人でした。

肝心なイルカも数は多くないけど、プシュー、プシューと水面上に姿を見せて、なかなかかわいかったです。外国人やプノンペンからやってきたカンボジア人もちょっといて、なかなか盛況。NGOなどの協力によりイルカ保護に力も入れているらしく、ちゃんと外国人料金もありました。まあ、いちおうチャリティーの意味もあるので・・・(笑)。

プノンペンからクラチェまではお正月のための道混雑もありバスで7時間ほど。途中はコンポンチャムの広大なゴムのプランテーションの中をかけぬけ、こしょう畑やさまざまな木々を見ているだけでもリフレッシュ。とにかく車窓からは緑、緑、また緑。日本から来るとプノンペンは緑が多い田舎に見えるけど、プノンペンから田舎に来ると、プノンペンが汚い喧騒の町に見えるのが不思議。田舎は何もないけど、空気もいいし、やっぱりいいなと思います。緑の木々以外に見えるものといえば、空と木とときどき現れる土程度。緑はリフレッシュになるというけれど、ずっと緑を見ているのは本当に気分がいいものだと、痛感した田舎での休日。