私が試験会場をしたのは100人程度入る大教室。カンボジアの大学なので、もちろんエアコンはない。とにかく暑い・・・。私が担当したのは3級クラス。最後の文法の試験は簡単だったのか、ほとんどの学生が時間をもてあまし、話しはじめた。私は何度も紳士的態度で注意をしたが、クメール人は聞かず。カンニングまでし始めて、私はとにかくもうカンニングをした者リストに受験番号を書き連ねる。あまりに多くの学生がカンニングをしまくり、そのうち携帯でも話はじめて、私はきれた。カンニング者リストは裏までいっぱいに番号が書いてある。とにかく番号を書きつづける私。そしてある男の子がついに大声で話しはじめ、私の怒りは頂点に達した。その男の子に注意をすると、なんと試験監督助手のクメール人女性が私の前にしゃしゃりでて、私の息子になんてこというの!と激怒。それでも私は」不正行為をしたものは採点されません」といって、その息子の受験番号を不正者リストに書き連ねようとしたそのとき、クメール人試験監督助手は「そんなことは絶対にさせない!」と不正者リストを破り捨てた。完全にきれた私が本気の大声でどなると、100人の受験者がさーっと静かになった。水をうったように静かになった大教室・・・
そこで目が覚めた。起きたときは一瞬自分が今夢を見ていたことを確認できないほどに怒っていた。
カンボジア初の日本語能力試験まであと5日。学生がテストをできるかどうかももちろん心配だが、そんなことよりカンニングしないか、きちっと静かに座っていられるか、携帯を鳴らさないか、そんなことばかりが心配でたまらない今日このごろ。悪夢は夢のなかだけにしてくれ!
そこで目が覚めた。起きたときは一瞬自分が今夢を見ていたことを確認できないほどに怒っていた。
カンボジア初の日本語能力試験まであと5日。学生がテストをできるかどうかももちろん心配だが、そんなことよりカンニングしないか、きちっと静かに座っていられるか、携帯を鳴らさないか、そんなことばかりが心配でたまらない今日このごろ。悪夢は夢のなかだけにしてくれ!