よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

中級の道

2007-01-30 00:35:46 | Weblog
来月から中級の授業を持つことになっている。

日本で勉強している学生との決定的な違いは日本語に触れる量だと思っている。
せっかく、漢字を勉強しても漢字にふれあう機会が少なく、どうしてもどんどん忘れていってしまう。そんなことがないように、少し、読解を多くしようかと思っている。
カンボジアの学生は、長文を読むことが苦手だ。このことは、どこの国の学生にも当てはまることだと思うが、カンボジアの学生はそれが著しい。

まず、わからない漢字が出てきたり、言葉が出てくるともう、読むのをあきらめてしまう。授業とはいえやる気は全くなくなっているのだ。
テストだったらもうちょっとがんばるのかもしれないが、わからない言葉が出てきても、予想して読みこなす技術と、訓練が足りないのだと思う。

二月の頭はいきなり三連休なので、ここで中級らしい長文を宿題にしようと思っている。考えているのは2004年の新国王誕生の記事。これは知っていると思うので何とか想像力を働かせて読んでほしいものだ。内容的には少し難しいと思うが、テレビを見ていたときの事を書いた文章なので、思い出せばなんとなく想像しやすい記事を選んだ。

この宿題の提出日に”先生、全然わかりません”なんてことを言われると少し悲しくなるが…。
読めません、読んでもわかりません、って言う前に、がんばって答えを書いてほしいと思う。

宿題を出す前からこんなに気が重いんじゃ、どうしよう。
中級の道のりは長い。

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