よもやまカンボジア

カンボジアの日本語学校で起こった不思議な出来事を…。

文字指導

2007-01-27 02:31:52 | Weblog
カンボジア人は諦めが早いそうだ。

カンボジア人の子供は何かできないとすぐにあきらめてしまう子が多いそうだ。その話を聞いて少しわかるような気がする。
日本語を教えていて気がつくことは、まずひらがなを覚えきれない子がいること。これだけは教師がいくらがんばっても覚える本人のやる気次第だ。それから、かたかな、漢字と、文字を覚えなくてはならないことがたくさんある。

それなので、時にはカルタや、ゲームをやって楽しい授業を心がけたり、前に出させて書かせたりする。そこで、書けない生徒は恥をかき、少しはうちで勉強するかと思えば、また同じ結果だったり。そこで、がんばって勉強してくれればいいと思うのだが、なかなかそうは行かない。

漢字も同じだ。中には中国語を習っている生徒もいて、漢字は得意な子もいるが、全く漢字に縁がない子や、元から嫌いな子はなかなか覚えることができない。
それどころか、漢字のテストになると全くやる気をなくしてしまう。もう最初から寝てしまうのだ。そんな学生に限って漢字のクラスを開けてほしいと言うが、他力本願的なところがあってなかなか覚えられない。

漢字の学習も楽しくできればと思っているが、漢字アレルギーの学生にはなかなかうまくいきそうにもない。
しかし、去年から日本語能力検定が始まって少し漢字に対する考え方が変わったようだ。ただ、日本で学習している学生と違って、圧倒的に漢字に接する機会が少ないため、まだまだ教えるほうも工夫が必要だと思う。

私はクメール語の文字は覚えたいと思ってもなかなか覚えられない。
それを思うと、ひらがな、カタカナをマスターするだけでもえらいと思ってしまう。


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