夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

中国を旅しよう・西寧まちさんぽ天国…☆

2016年12月22日 | 西安留学生活
NHKの朝ドラはすごい。
留学中は半年にいっぺん帰国して、実家にいる時、あたしは一番大きなテレビのある部屋で寝ていた。そして毎朝8時にテレビの音で起こされた。うちの母親のお楽しみだ。

中国との時差は1時間。7時に起きるようなもので早すぎるわけではないけど、休みの期間くらいは自分のタイミングで起きたい。
帰国したばかりだと苦痛でしかないけれど、母親に付き合って見ているうちに、だんだん面白くなってくる。

朝ドラのなにがすごいって、夏休みと冬休みの帰国時はストーリーの途中というかほぼ後半。それまでの筋がまったくわからない状態から見始めているのに、なぜかおもしろい。そしてラストの部分を残し消化不良のまま、また西安に戻る。

前回のとと姉ちゃんは8月の2週目、ちびノリダーの結婚うんぬんから見始めて、やっと最後まで楽しませてもらった。
今回のべっぴんさんは、あたしの人生初の「全話制覇の朝ドラ」となる予定。どうでもいいって?

では、7月6日の話。

西寧観光のメインと言えば、タール寺と青海湖とチャカ塩湖(この塩湖は有名なのに地球のアレには載っていない!)。
宿で扱っているツアーにこの3つを全部回るのがあるかどうか聞いたところ、いろいろ調べてくれたけど、2日間で回るものはないと言われた。
先ほど(真の)青年旅舎に寄った時、ついでにツアーのことを聞いていた。あっちには2日間でこの3箇所を回るツアーがあると言っていた。あっちで申し込もう。

宿を出て街歩き。
まずは青年旅舎(真)に行き、翌日のツアーを申し込む。乗り合い2日間300元。宿泊費、食費、チケット代もろもろは実費。

その近くで売っていた手作りヨーグルト(3元)がおいしそうだったので買ってみる。まあまあうまい。



歩いて東関清真大寺へ。(清真寺はイスラム寺院のこと)







中ではイスラムの黒い衣装をレンタルしていた。礼拝用ではなく記念撮影用らしい。若い子が2人楽しそうにスマホ撮影していた。







ここでふと思った。クラスのムスリムの奴らは、モスクに対してどれだけの愛があるのだろう?
彼らの礼拝の様子を何度か見たことがある。普段はちゃらんぽらんだけど、時間になると何をしていてもマットを持って席を外し、地に膝をつけ額をつけ、彼らのアラーに対する崇拝は感服させられるものがある。
あたしは微信(中国のSNS)上のクラスのグループに写真を送り、「どこの清真寺かわかる?」と投げかけてみた。



クラスのグループには5人のムスリムとその他4人のクラスメイト、あとはうちのクラスを担当するあらゆる教科の先生が参加している。先に正解を出したのは意外にも、回族でもなんでもない女の先生。

「東関清真大寺でしょ」
「正解!」
「ネットで写真を検索したらすぐわかったわ」
あたしの意図と違う。

近くにも小さな清真寺があったので寄ってみる。



次の日あたりがちょうどラマダン明けだった。







そしてまた西寧をぶらぶら。共産党の建物があるのかしら。



青年旅舎(真)の兄ちゃんお勧めのスポットに来てみた。



やってなかった。



中国東側の北京に標準時を定めているので、西側は遅い時間まで明るい。
西寧駅の近くからバスで北禅寺へ。

最寄りの停留所からも結構歩く。オープン時間を過ぎてしまって中には入れないけど、断崖にあるので全貌が見えるはず。写真だけでも撮りに行こう。
おお、あれはキリストの教会か?



やっと見えた北禅寺。これは写真栄えしそうな味のある寺。まずは看板を。



そして門構え。



さあ、少し離れた引きから断崖に懸けられた寺全体を、というところで、スマホは無念のバッテリー切れ。
帰り道の強風で日傘の骨が折れる。(以前書いたけど、この傘はのちに西安で盗まれる)

夕食も宿で作ってもらう。
夜になると宿泊客が窓際に集まってお喋りを始める。人気の観光スポットとあって、観光客は中国各地からやってくる。
甘粛あたりはちょうどスモモの季節。あたしも誰かが買ってきた山積みのスモモを勧められ、「どこから来たの?え、日本人?」なんて会話と、窓からの素晴らしい夜景で、非常に楽しい夜を過ごした。