夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

中国を旅しよう・蘭州は炳霊寺天国…☆(前)

2016年12月15日 | 西安留学生活
7月4日朝、蘭州西駅に到着。

新しい駅なのか、構内はすごくきれい。だけど周りに施設が少ない。
蘭州は去年に続き二度目。蘭州駅近辺は前回だいたい見たから、アクセスが面倒だけど少し遠くに行こう。「炳霊寺石窟」を見に行くことにした。無事にたどり着くかしら?



蘭州西駅(蘭州駅からも可)⇒〈市内バス〉⇒蘭州西バスターミナル⇒〈劉家峡行きバス〉⇒劉家峡ダム路口⇒〈徒歩5分〉⇒劉家峡ダム⇒〈ボート〉⇒炳霊寺石窟

地球のアレには「ツアーに参加するのが楽」と書かれている。が、事前に旅行会社で確認したところ、「今は観光客が少なくて、チャーターしか受け付けていない」と言われた。

☆最後はやっぱり自分頼り
荷物を預け、駅前からバスに乗って、まずは埠頭行きのバスが出る蘭州西バスターミナルへ。蘭州は開発中なのか工事が多いように見えた。市内バスを降りてからスマホの地図アプリアプリを片手に30分ほど迷う。道路の反対側の道だと気づいてやっとバスターミナルに到着。
チケットを買い劉家峡行きのバスに乗り込む。埠頭近くで途中下車となっているけど、ちゃんと降りられるかなあ?

下車は終着駅ではなく、親切に「お前はここで降りろ」と言ってくれるわけがない。スマホで位置関係を確認しながら、乗り過ごさないように気を張る。最悪終着点まで乗ってしまっても、そんなに遠くはない。
バスが発車して1時間半、そろそろ着く頃か。すると、標識もない、なんの特徴もない三叉路で数人が降りた。え?え?と慌てて隣に座るお兄ちゃんに「炳霊寺?」と聞くと、ここだと言う。「降ります!降ります!」
降りたところで観光地恒例の客引きにあう。1人のおっちゃんが炳霊寺行きのジェット船らしき写真を見せてきた。公認のやつではないだろうけど、船着場はここで降りて正解なんだと確認できた。ありがとう。

観光風のおばちゃん数人が歩いていた。後をついて行くと無事に船着場へ。なかなか立派。

帰り際に撮った写真だけど


☆買える時間は買おう(高くなければ)
炳霊寺行きは3時間半かかる大型船と1時間で着く快速艇があって、快速艇は大型船の2倍の料金。往復7時間なんてとんでもない。120元くらいだったかな、日本円で2千円ちょっとなら快速艇に乗りたい。ただ、快速便は8人集まらないと出発しない。

建物に入るとがらーんとしていた。こんなんで船は出るのか?
チケット売り場に行くと、麦わら帽子を被ったTKOの木下風なおっちゃん(以下木下のおっちゃん)が「快速に乗るか?」と声をかけてきた。このおっちゃんも一人で来ていて、快速に乗るために人数を集めていた。
10分程度で人数は足りて、快速艇を確保できた。さあ、船に乗り込もう。





☆旅の間は平常心を
麦わら帽子とサングラスできめたまあまあ若めのお姉ちゃんが運転。しゅっぱーつ!と思いきや、エンジンがかからない。木下のおっちゃんが野次を飛ばす中、ごちゃごちゃエンジンをいじって、運転も細い兄ちゃんに代わり、15分してやっと出発。



このクルーズもなかなかの観光。赤茶けた岩山に囲まれた広大なダム湖を駆け抜ける快速艇。途中で青緑の水から黄土色に濁った水にシフトしていく。ちゃんと閉まらない窓から波しぶきの洗礼を顔に浴び、救命胴衣にぶら下がるホイッスルを、いくら注意されてもめげずにピーピー鳴らす子供にイラつきながら、ちゃんと1時間で炳霊寺の船着場へ。





1時間半後の13時半に船着場に戻るように指示がある。同じ船で帰るのだ。
船着場から5分歩いて炳霊寺の入り口へ。観光客はそんなに多くない。





さらに歩くこと10分。





大仏様に会えました。



正直に言えば、石窟自体はフツー。(個人の意見です)
でも周囲の山景が実に素晴らしく、絶景に溶け込み佇む姿は、トータルで「あり」。
今回の旅は出だしから好調だ。