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旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

美術館をはしご in 箱根

2011年07月25日 12時35分02秒 | お出かけ先の庭と花

先週半ばから忙しく、週末は箱根へドライヴに。お目当ては美術館。
箱根は一層涼しかったですよ~。

箱根ガラスの森美術館」は、一度訪れてみたいと思っていたところ。
入り口前のガラス細工の木がキラキラ光って

この美術館からの眺め最高
左の緑の山は小塚山。正面の茶色い部分は大涌谷。
その上の尖がっている山が冠ヶ岳。右は台ヶ岳と、箱根の山々が綺麗に見えます。

箱根ではあちこちで紫陽花の花を見かけました。
美術館の庭園でも、色鮮やかに咲いていて、同じ県内でも気温の差に驚きますね。
さすが避暑地

ガラスのオブジェは、現代ヴェネチアン・グラスを代表する作家、リヴィオ・セグーゾの作品「ガラスの森」。
水音に導かれて庭園を下り、見上げるとアナベルの白い波。

木陰は更に涼しく、斜面下を早川が流れているので、清涼感満点
散策路はアップダウンが案外厳しいですが、小鳥のさえずりに耳を澄ませながら、流れる水面を眺めると、しばし暑さを忘れます

館内では「クリスタルトリオ アンサンブル サマーコンサート」が開かれていました。
沢山のワイングラスのようなグラスをを並べた「グラスハープ」や、いくつもの大きな試験管のような物で出来た「ヴェロフォン」による演奏は、とても水と指先だけを使っていると思えない美しい音色。「グラスパンフルート」とともに奏でられる音楽は素晴らしかったです
タイミング良く演奏時間に間に合って良かった

 

ドライブの一番の目的は、「ポーラ美術館」。
昨年誕生日のプレゼントにと、次女に招待券を貰っていたのです。
ちょうど「レオナール・フジタ展」が開催中。

レオナール・フジタは「乳白色」の絵画ぐらいしか思いつかなかったのですが、今回の展覧会では、その絵画の技法の詳しい説明や、可愛らしい子どもの職人を描いた作品群など、面白い作品を見ることができて、楽しかったです。

小企画展や常設展示と、館内を結構歩き、多少疲れてきたので、カフェで休憩。
緑濃い森を眺めながら頂くケーキセット、美味しい~

 
芸術作品を見た後目に入るのが、自然豊かで広々とした風景だと、見てきた作品が一層美しく記憶に残るような気がします。
「箱根に行ったから美術館でも寄ろうか」ではなく、「美術展を観に箱根に行こうか」というのも、アリですね。

この後、峠を越えて湯河原までドライブしていたら、3匹のウリボウがかたまって沢側から道路に出てきました
以前、猿に出会った事はあるのですが、猪は初めて。
可愛らしいお尻をフリフリ、仲良くチョロチョロと道路を横切って 、山へ消えていきました。
兄弟かな~