スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’22 春 青森 ・ 弘前 47

2022年07月18日 | '22 青森

 

 

以前の姿へと戻すための工事が、

進められています。

 

想定外に、時間がかかっているようです。

平場に置かれると、より小さく見えてしまいます。

 

国内で現存する天守は、12です。

その一つが、この弘前城の天守です。

 

 

 

 

中へと、入ってきました。

 

曳家されるために、補強された鉄骨が見えます。

 

石垣の改修を終えれば、再度曳家されます。

その時までは、この状態なのでしょう。

 

日本最古の.... - スターアライアンスNote (goo.ne.jp)

 

しかし、曳家後も状態によっては外されないかもしれません。

この天守も、建築後200年以上経っています。

無粋な鉄骨は無いほうが、いい気がします。

 

 

 

 

格子窓がありました。

 

地上に置かれていますので、少し違った感じに見えます。

本来なら、高い位置から見下ろす窓です。

この天守は、幕末に造られています。

三層の天守は、内戦と世界大戦を乗り越えています。

 

 

 

 

上へと上がっていきます。

 

残された天守独特の、厳しい勾配の階段です。

裃など正装した衣装で、上れたのでしょうか。

現在では、建築基準法により階段には基準があります。

 

 

 

 

1層上がってきました。

 

ここは、弘前藩の居城です。

関ケ原の際には、徳川方に味方をしています。

江戸時代の間、12代続いた津軽家。

その名が、地方に残されています。

 

 

 

 

もう1層上がります。

 

1層の1辺が短いので、絞られた上層はより小さく感じます。

武家諸法度により、再築までに200年かかっています。

天守は無くても、城としては機能していたのでしょうか。

城下からは、天守がない風景はどう見えていたのでしょう。

 

 

 

 

最上階です。

 

再築して、60年程で廃藩置県になります。

地元の要望が強い街には、お城が現存しています。

第2次大戦も乗り越えた天守は、12しかありません。

 

ここも、貴重な天守の一つです。



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