スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’10 夏 アンダルシア 84

2010年11月15日 | ’10 アンダルシア

 

ライオンの庭の12体のライオン像は、残念ながら室内見学でした。

残念に感じながらふと見つけた装飾です。

タイル貼りの腰壁と装飾がみごとにマッチしています。

2連になった窓から差し込む日差しが、奇麗でした。

 

 

このあたりは 王族のプライベートな空間 になります。

そのせいか、装飾が一段と細かく複雑になってきています。

軒の部分との対比が奇麗に見えます。

 

 

二姉妹の間の天井です。

この部屋は中庭に面した3つの広間の一つです。

天井の装飾は鍾乳石 でできています。

 

 

中央部分です。

花びらが開いたように見えます。

ここの天井は 「 天空よりも美しい 」 と言われています。

 

 

外部から見るとこんな感じです。

後二つは アベンセラッヘスの間 と 諸王の間 です。

アベンセラッヘスの間では、当時の最大勢力だったアベンセラッヘス家の人たちが

対抗勢力の陰謀により、王によって皆殺しにされた場所だそうです。

 

 

回廊を通して見る反対側のアーチ窓です。

少し広角に振って撮影していますが、中庭の距離はこんな感じです。

連続するアーチの正確さに、モーロ人の技術力の高さを感じます。

 

 

本当にため息が出るほどの美しさです。

幾何学的なタイルの装飾が奇麗に見えています。

ダラハのバルコニー の方へと進んでいきます。

 

 

一段高い廊下部分を進んで行くと、宮殿の屋根部分が見えました。

天井面に明かりを落とす、トップライトがたくさん見えています。

上から見るとあまり奇麗なものではありません。

 

 

木製の窓廻りも奇麗に装飾されています。

こういった扉の開閉によって明かりを調整する窓は、バラガン邸にもみられます。

ここを愛した ” ルイス ・ バラガン ”

ひょっとしてここからヒントを得たのでしょうか?

 

 

窓から見るアルバイシンの街並みです。

街からもこちら側がよく見えていました。

 

 

木製の段鼻とタイルの組み合わさった階段です。

縦長のタイルに正方形のタイルを組み込んであります。

本当にこの街のタイルの貼り方参考になります。

 

 

中庭部分に降りてきました。

ここのもう一つの見どころ ” パルタル庭園 ” へと向かうことにします。

 



post a comment