試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成200形206F 更新車 晩年仕様 前面種別表示板常設編成 (モハ206:二代目 増結,3両編成暫定出場)

2018-03-02 21:15:46 | 京成線出場
継続。

暫定2両編成だったTOMYTEC製京成200形206F更新車晩年仕様(206F)が3両編成化され再出場した。
編成番号の基準となるモハ206更新車晩年仕様が竣工し文字通りの[206F]へ復帰している。
但し失策により鳳車輌製造製普通[]種別表示板ステッカー採用には至らず予定とは異なる姿になった。




京成200形206F 更新車 晩年仕様。
206F:[206]+[208]-[207]。
※前面種別表示板常設編成:モハ206 竣工,暫定3両編成化。

暫定2両編成で出場した206Fは来るモハ206(初代→モハ208)の中間組込車化を考慮し製品仕様に近い形態を保っていた。
今回モハ206(二代目→モハ206)の回着予定に合わせモハ208,モハ207の4両編成対応化を進めた。
4両編成対応入場は第二次~第四次に渡りモハ208,モハ207とも前面見附を改めている。
不安のあったモハ208の運行番号表示器印刷消去は前面窓セルを曇らせる事無く終えられた。
暫定3両編成化で先頭に立つ機会を失ったモハ208は中間封じ込めが惜しまれる程の仕上がりになったと思う。


モハ208(運行番号表示器撤去車)。

200形は運転台側が丸妻であり中間組込車化後のモハ208も前面が僅かに伺える。
そのため曲線区間では運行番号表示器が撤去された助士側前面窓が視認できる。
2両編成時代とは異なり裏方に廻ったモハ208だが新たな特徴を有する形態となった。
完全な中間組込車化にはパンタグラフ撤去工程が課題である。
当面はパンタグラフの折り畳みが常態化するだろう。
ヒューズボックスの黒色化も一連の4両編成対応化項目に挙がった。
一定の効果が得られモハ206,モハ207は誘導無線アンテナ搭載もあり屋根板見附に変化を与えている。
一度モハ208にも施工したがモハ206(二代目)との屋根板相互振替により成形色へ戻された。
モハ208も何れ黒色ヒューズボックスに復帰させる。
前途の通りパンタグラフ撤去車化が残るため今回の入場では措置保留となった。
製品仕様でのパンタグラフ撤去車化は屋根板色温度を灰色系統で揃えてしまう。
グリーンマックス製PT-43S形パンタグラフを搭載するモハ206,モハ207よりも重要な屋根上機器と言える。
現在は出来る範囲でのパンタグラフ撤去に挑む方向で同時施工を予定している。


モハ207(ヒューズボックス黒色化施工車)。

モハ206とモハ207の行先表示類整備は前面見附を大きく改める工程になった。
モハ207への鳳車輌製造製ステッカー[]種別表示板設置までは計画通りに進められた。
しかしモハ206(二代目)への取付準備中にステッカー印刷面を傷め採用を見送った。
モハ206とモハ207の普通[]種別板色温度差は生じさせたくない。
鳳車輌製造製普通[]種別表示板ステッカーの代打として急遽普通[]種別表示板ステッカーを製作した。
プリンター都合により出力された普通[]種別表示板ステッカーの色合いは[]に近くなった。
実際に取り付けると緊急措置にしてはまずまずだと思えた。
今後青電形式の増強が実現した場合には十分な戦力になるだろう。


モハ207(鳳車輌製造製普通[]種別板取付車)。

モハ208,モハ207の4両編成対応化入場はその大半をモハ206(二代目)回着前に実施した。
従ってモハ206(二代目)の回着整備は原則的に4両編成対応化での方式を踏襲している。
モハ208との屋根板相互交換はモハ206の早期竣工を狙った。
振替えた屋根板はヒューズボックス黒色化を終えていたため追加加工は誘導無線アンテナの取付だけで終えている。
苦戦を予想していた工程は運転台側TNカプラーSPカバーの加工だと思っていた。
しかし3H-67非動力台車の金属車輪化に手間取り第二次整備は都合3日目に突入した。
TOMYTEC製台車に於ける金属車輪連続脱落は初の事例で以後の経過を注視する。
今後も同様の非動力台車を持つ個体が現れる可能性は否定出来ない。
モハ206での対処が理想とは思えないが選択肢にはなるだろう。


モハ208,モハ206 (運行番号表示器撤去車,種別表示板・捲り式行先方向板装着車)。

行先表示類は[93  津田沼]とした。
青電形式が活躍していた当時は何故か津田沼行に乗り合わせる機会が多かった。
まだ千葉線からの本線直通運用は多く日中にも[△上野]や[◇押上]等が見られた時代である。
206Fの千葉線系統充当は確定事項だった。
青電形式第一陣で[□千葉]を抑え[▽津田沼]を起用した背景には自身の思い入れが詰まっている。
捲り式行先方向板は鳳車輌製造製ステッカーを用いた。
製品の青電色とは色温度が異なる弱点を抱える。
しかし独特のフォント再現が最大の魅力で正式採用となった。
モハ208で運行番号表示器印刷の消去に成功したため運行番号変更も行えた。
ただ連続して完全消去に至る確証を持てず珍しく製品印刷の[93 ]が生き残っている。
資料不足もあり運行番号と種別,行先表示の適合確認は行えていない。




206Fサイドビュー(モハ207:ヒューズボックス黒色化,捲り式行先方向板取付施工車)。

第四次4両編成対応化施工直後のモハ207は捲り式行先方向板に生じた傾斜が引っ掛かっていた。
製作した普通[]種別板取付時に修正を行い車体と垂直を保てる位置へ変更した。
後から入場したモハ206(二代目)にもモハ207での取付方法を採り入れている。
その結果モハ206とモハ207の前面見附は大凡揃えられた。
206Fは残る中間組込車の2000形クハ2003(←モハ207:二代目)が竣工次第正式出場を迎える。
モハ206,モハ207への加工項目は無く4両編成対応入場は暫定3両編成化でも効果を発揮した。
無表示から脱し往時の200形を彷彿とさせる見附になったと思う。


モハ206+モハ208 (206F:暫定3両編成)。

206Fは3両編成に増強された。
暫定組成はモハ206+モハ208-モハ207(⇦⇦⇨)となる。
モハ206+モハ208は期間限定で連結面側と運転台側が連なる新しい形態が登場した。
導入予定のクハ2003はモハ206とモハ208の間に組み込む。
現在の組成が消滅する代わりに運転台側が突き合わせる正規編成(⇦⇨⇦⇨)へ改められる。
順次増備を進めている206Fならではの楽しみとも言えよう。
なお手持ちの資料では3Mの3両編成を確認出来なかった。
よってイメージ編成は引き継がれる。
それでも現時点で満足の行く答を得られた。

未だ4両編成化への道程は険しい。
2000形の屋根板さえ再現出来ればモハ206(三代目)を方転,編入させても構わないと思う。
そのためには屋根板の加工が欠かせない。
モハ208のパンタグラフ撤去車化を検討し始めた裏にはモハ207(二代目)の導入が厳しい事情がある。
しばらくはモハ207(二代目)の回着より先にモハ208の屋根板加工を進めるか考える事になるだろう。

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