試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3791[3798F] 4次車 現行仕様 TNカプラーSP化,表示類変更:富士川車輌工業製ステッカー ※再生産品

2016-09-29 21:14:57 | 京成線:3700形
完遂。

グリーンマックス製京成3700形3798F中期仕様(リニューアル再生産品)最終入場は上野寄M2車の3791になった。
3798を最終竣工車にするはずが車両を取り違えてしまった。
当初の工程とは異なったが第二次整備は3791を以て終了する。


京成3700形3791 4次車 中期仕様(再生産品)。

3700形M2車(再生産品)の構造は3798で確認できた。
3791も行先表示器部品単体取り外し以外を同様に進める。
仮に行先表示器部品の嵌合が固いようなら3798と変わらない過程を辿る事になる。
非動力中間車では予想外の設計変更が有り面食らった。
先頭車の細工は車体側が主で旧製品入場と同じ考えで良いらしい。


入工中の3791(山側)。

先ず連結面寄のTNカプラーSP化から着手した。
新FS-547非動力台車のTNカプラーSP対応化も7両目でカプラーポケット切断も殆ど考えずに行った。
3798までは罫書き線を入れながらカットしていたが直接ニッパーで切り落とした。
旧非動力台車と違い集電板が直接引き抜けないため平刃で徐々に罫書き線を深めるのは効率が良くない。
そこでニッパーでステーが三角形になるよう切断し頂点を均すよう改めた。


TNカプラーSP化された連結面側。

続いてスカート下垂対策に入った。
TNカプラー用ボス部品は床板へ2点止めされている。
支点が車体中央側にあり先端が下垂しても仕方がないと思える構造である。
嵌合部を接着固定しても経年で先端が下がる可能性がある。
これを避けるため3798で採用した台枠スペーサーそのものにRを設ける方式を採る。


床板から分離した台枠スペーサー。

台枠スペーサーは爪嵌合式で簡単に取り外せた。
後はゆっくり力を入れながら適度にRを形成する。
TNカプラー用ボス間にはRを設ける必要が無くその前後を車内側へ向けた。
先端が内側に反るくらいでちょうど良いらしい。


形状変更した台枠スペーサーとスカート付TNカプラーSP。

下廻りへの細工を終え車体の整備に移った。
3798ではまさかのライトユニット着脱を要したが3791でもう一度表示器部品単体での取り外しに挑む。
表示器部品を内側に傾けの取付脚が見えるようになれば成功のサインである。
車体に傷を付けないよう注意しながらプラスチックドライバーを隙間へ差し込む。


取付脚が見えた行先表示器部品。

すると僅かな抵抗と共に行先表示器部品が大きく傾いた。
ここまで来れば傾斜角度を保ったまま引き抜くだけでいい。
3798では全く取付脚が見えなかった。
やはり個体差という答に落ち着いている。


行先表示器部品だけを撤去できた3791。

ライトユニット撤去式に比べると大幅に整備時間を短縮できる。
車体への負荷も行先表示器部品単体で取り外した方が少なくなるため余計な不安は抱かなくていい。
その代わり側面窓セル運転台側の上部切り落としは行えなくなった。
ライトユニットが存置されているためステッカー貼付は一工程で終えられる。
行先表示類は富士川車輌工業製ステッカーでフルカラーLED式の[55K 快速 西馬込]へ変更した。
これで製品印刷は全てステッカー化され3798F中期仕様は姿を消している。




ステッカー貼付を終えた3791。

3791の組立はライトユニットを撤去しなかった事からより快速で進められた。
ライトユニットの集電スプリングと床板の導電板位置関係がやや斜になっており運転台側から床板を滑り込ませ嵌合させた。
旧製品も同様だったがその角度は小さくなっており改善点として捉えられる。


3791 点灯試験[55K 快速 西馬込]:前照灯。


3791 点灯試験[55K 快速 西馬込]:尾灯。

旧製品では床板を斜めに滑り込ませても点灯しない事が多かった。
塗装済キット出自の名残は新床板化によりかなり薄れたと思う。
相変わらず前尾灯のみの点灯だが富士川車輌工業製ステッカーにより行先表示類の視認性は大きく向上している。
そのため静態時では他社製品との差が縮められている。


3792+3791 (3798F:TNカプラーSP化)。


3722+3721 (3728F:旧製品)。

3791の竣工で3798Fの第二次整備が完了した。
旧製品では先頭車+中間車だけ連結面間隔が延びていた。
床板設計変更で先頭車も床板に遊びが増え若干ながら位置を調整できるようになった。
しかし旧製品が多数派を占める関係で台枠へのスペーサー追設は行っていない。
結果的に動力ユニット更新編成とは床下機器部品取付位置が変わるだけの差異に留まった。
この程度なら再生産品が浮くことは防げるだろう。

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