試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ101-212+モハ100-206[ラシ106F] 車体改修 (側面窓セル窓サッシ印刷補修,塗装被膜修正施工) ※旧製品

2019-01-30 23:58:52 | 国鉄/JR101系
加速。

初のKATO製国鉄101系モハ100形用動力ユニット整備を行ったが構造解析や各部品清掃に手間取った。
そのためJR101系モハ101-212(ラシ106F:Mc191)どころかモハ100-206(ラシ106:旧製品)すら竣工させられなかった。
予定ではユニット単位での入場を目指していたかこの工程には無理があったらしい。


国鉄101系モハ100-206(ラシ106F:動力ユニット搭載車)。
※旧製品。

動力ユニット整備だけで約90分を要したモハ100-206(ラシ106F)は車体分解から作業再開となった。
当然ながら工程は改修を終えたクハ101-69,サハ101-284(ラシ106F:旧製品)に準ずる。
約12年9箇月に及ぶ疲れが各部で露呈しており貫通幌を含めた全ての部品を撤去対象とした。
当然ペイントリムーバー式改番車のため車両番号標記周囲は塗装被膜が乱れている。
しかも何処か2-4位側の[モハ100-206]標記が滲むように見え印刷消去に失敗した雰囲気が漂う。
極力車両番号標記インレタ再転写を避ける方針としたラシ106Fの改修入場に於ける課題だと思われた。


入工中のモハ100-206。

そのモハ100-206(ラシ106F)だがクハ101-69,サハ101-284ほど各部品類の状態は悪くなかった。
基本的な施工項目に変わりはないものの清掃へ掛かる時間は余り延びないと予想された。
1-3位側用,2-4位側用側面窓セルとも窓サッシ印刷は一部で斑点状剥離が見られる程度に留まっていた。
従って全段を塗り潰す必要は無く当該部だけに油性メタリックマーカーを部分的に当て修正した。
そのため窓サッシは油性メタリックマーカー再現箇所と製品印刷再現箇所が混在している。
屋根板周りのベンチレーター跡も3両目の清掃施工であり斑無く拭き上げを終えられた。




モハ100-206(動力ユニット整備,側面窓セル窓サッシ印刷補修,車体塗装被膜修正施工)。
※旧製品:車体改修。

順調に車体清掃を完了させ課題である車両番号標記周囲の塗装被膜修正へと移行した。
やはり2-4位側は[モハ100-206]標記と完全消去まで達しなかった[モハ100-208]標記跡が被っていた。
加えて[モハ100-206]標記よりも[モハ100-208]標記跡が2エンド側へ偏位している。
[モハ100-208]標記跡は三方コック蓋に近くラプロス#6000の使用は見合わせラプロス#8000へ番手を上げた。
この変更は効果的で消しゴムでの均しを必要とせずに周囲の塗装被膜と馴染ませられた。
幸い[モハ100-206]標記インレタには影響が及ばず無事モハ100-206(ラシ106F:旧製品)は竣工となった。


入工中のモハ101-212(ラシ106F)。
※旧製品。

[モハ100-206]標記周囲の塗装被膜が劇的な改善を示しそれなりに手応えを得られた。
ラプロス#8000でのペイントリムーバー式印刷消去痕修正は状態向上に加え作業時間短縮にも繋がった。
次に入場させたモハ101-212(ラシ106F:旧製品)はサハ101-284よりも老朽化が進んでいなかった。
今後の作業進捗を左右する工程に成り得る可能性があり改修方法は原則踏襲となっている。
車体清掃はサハ101-284から採り入れた幕板,腰板,側扉を三分割して進める方式とした。
艶を失いかけていた車体だが磨きクロスにより後年導入された旧製品車両並の仕上がりへ戻せたと思う。


車両番号標記周囲以外の改修を終えたモハ101-212(1-3位側)。

屋根板周りや側面窓セル窓サッシ印刷の修正は都合約30分程で完了まで漕ぎ着けている。
側面窓セル窓サッシ印刷はモハ100-206(ラシ106F)と同程度の斑点状剥離が中心であり部分補修とした。
仮に透明サッシが多数出現する状態であればモハ101-212(ラシ106F)は更に日を改めて入場させていたと思う。
そしてラプロス#8000でペイントリムーバーにより乱れた[モハ101-212]標記周りの塗装被膜修正へと取り掛かった。
変質した面積はモハ100-206よりも広かったがラプロス#8000が少しずつ妙な艶を抑えていく。
1-3位側,2-4位側を合わせ約10分強でラプロス式印刷消去車に近い見附へ至り作業を終えた。




モハ101-212(ラシ106F:側面窓セル窓サッシ印刷補修,車体塗装被膜修正施工)。
※旧製品:車体改修。

モハ101-212(ラシ106F:旧製品)の入場時間は僅か約45分と大幅に短縮され竣工を迎えた。
条件が異なるため単純比較は出来ないが約95分まで達したサハ101-284の半分にも満たない速さであった。
作業への慣れを差し引いてもラプロス#8000での塗装被膜修正に切り替えた作戦は大当たりだと思える。
またモハ101-212と似たような劣化具合を抱える車両も短時間の施工で切り抜けられる目処が立った。
ラシ106Fで老朽化が目立つ車両はクモハ101-191,クモハ100-171,クハ100-61(旧製品)の3両である。
先にモハ100-248以下3両(ラシ106F:旧製品)の改修を行い早期再出場を狙う。

分割:2020年02月22日
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