樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

猿と柿。アゲハチョウと彼岸花 そして もぐら・・・

2007-09-24 | ひとり言
お昼に実家に帰ったら、テーブルの上にちっちゃな柿が3つあった。
「どうしたの?」
母「畑に行ってたら、なんかゴソゴソ音がするし、見たらサルが柿を食べててねぇ」

最近は、サルや鹿が畑に入ってこないように、鉄パイプで枠を作って網をはりめぐらせている。すぐ横に小さな柿木があって、今までなる事がなかったので 存在を忘れていたらしい。
畑にいると人間が檻の中に入っている状態になるので、サルは気兼ねなく近くまで寄ってくるそうだ。
母「サルのおかげで、気がついたわぁー」

まったくもって 変な景色である。昔の映画を思い出す。

スパーに売っている柿とは 味が違うので まだ残っていないかと畑に寄って見た。


今回は、猿に負けたようでほとんど残っていない。
しかし、柿の葉っぱの状態は良くない。
昔の虫食いとは 明らかに感じが違う。

ふと 下を見ると 心配していた彼岸花が咲いていた。
うれしい。最近、彼岸花も少なくなってきている。
アゲハチョウが、蜜を吸っていた。結構 いい写真でしょ。

しばらくして 母がやってきた。
彼岸花は、元々日本に古来からある花ではなくて
もぐらよけとか、飢餓の時の非常食に植えられたらしいよ、と言うと
「そんなワケナイ!」と 少々怒り気味に母が言う。

うちの畑は、無農薬で炭やら木屑で作った堆肥が入っている。
すると ミミズがいっぱいいて それを食べにモグラがやってくるらしい。
昨日耕したばかりなのに、すでにボコボコだと嘆く。
モグラも耕してくれてるのかと のんきに聞くと 
根を掘り起こしてしまうからと 又 嘆く。

話を変えようと、
「ホラ アゲハチョウが彼岸花にとまってるよ」

「アゲハチョウは畑には入ってこないけど、これのイモムシがナスの葉っぱをボリボリたべて、そいつをとるのが大変なんやでぇー」
と また イカル。

「農薬使いたい気持ちも、わかるわねぇ」と なだめてみた。

お昼に食べたナスの漬物は、この畑で取れたものだ。
小さいけれど、甘くて ほんとのナスの味がした。
こんな苦労があって、おいしくて体に害のない食べ物が頂けるのだと感謝。

ちゃんと 母においしかった事を伝えようと思った。

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2 コメント

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アゲハチョウ (やまかん)
2007-09-24 22:56:13
柿は今年は何処もダメらしいです。なんかこの間、新聞かテレビで伝えてたと思う。それと、彼岸花の効果が出ないのは残念です。それからそれから、アゲハチョウ(写真はたぶんナミアゲハと思う)の幼虫は、柑橘類の葉しか食べません。柚子や山椒などです。だからナスビの葉を食べているのは他の芋虫くんです。ちなみにチョウ類は種類によって食べる葉っぱが決まっています。
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Unknown (樹子)
2007-09-25 19:05:37
母にアゲハじゃなくて ガの芋虫みたいよと言ったら
「それじゃ 心置きなく 始末できるねぇ」と喜んでいました。どうも アゲハだと思うと 気がひけていたようです。

彼岸花は 畑の一部分にしか咲いてないの。
モグラは どこからでも入ってこれる。
たぶん あぜ道にズラーと彼岸花が咲いているのは 昔 植えたのだろうね。
となりのばあちゃんに、彼岸花の植え方教わって 今年 花の咲いているうちに 田んぼや畑以外のとこにある彼岸花にマークをつけて 来年のモグラ避けに育ててみようかという事になりました。
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