海を見ると、老若男女を問わず、あ、海だ。となる。
なんだか、カンドーする。
ものすごく根源的な感動なのだろ。
しかし、
山をみて、あ、山だ。とゆ~感動は、普段なかなかない。
おそらく、日常、常日頃青い山脈、奥多摩奥秩父丹沢の風景はみて
慣れ親しんで育っているからだろう。
そんな自分だけれど
がつんと
人生観が変わるほどの山風景に出会うことが訪れる。
中学時代に☆が好きになり、高校に入って天文を部活ではじめる。
ガクイン地学部だ。
4月から正丸峠へ。月1~2で通う。
テンキの悪い日は、朝からハイキング。
丹沢なんかもみんなで行った。
夏合宿はヤチホで1週間テント生活。
すっかりアウトドアが板につく。
夏合宿後、センパイたちは北アルプスへ。(個人山行)
一年坊のわしらは、、経験がないのでお声もかからない。
北ア!!!
その、憧れと狂おしいまでの恋慕。そう、、夏山JOYが創刊されていたのだ。
ガマンできるわけがない。
中学時代の友人、T也をさそって、雲取へ行った。ヤツも高校でワンゲルに
入っていたのだ。雲取山荘一泊。鴨沢から、石尾根縦走、奥多摩まで。
春。
ナゼか中学時代の写真部連中(みんなトモダチ)わしゃ、写真部じゃないけど。
DPEもこのころから親しむ。
と、、大井川鉄道撮影旅。
家山の川原にテント張って一週間。
その間、、の、→ 「Nikon F2の軌跡。」(どっかに記事あるよ)
いろんなとこで撮影しながらあっちこっち。
ヤツらは既に中学時代に、北海道でSL撮影をけっこうきわめていた。
厳冬期北海道原野のSL写真。は、感動的であった。
こちらは春の大井川。
緑も濃い。
段々畑を上り詰めて俯瞰を撮る。
標高差、100,200mは平気で上げてポイントを探る。
と、、
その時だった。
緑一面の茶畑の中、汗ばむような陽気に、
遠く高く幾重にも折り重なる山々の向こうに、
きらりと光る山が確かに見えている。
南アルプスだ。
純白だった。
ぞくりとした。
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