
八雲御抄 正義部 反歌、諸歌 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 反歌 常卅一字かへし哥といふ 是、短哥之哥也。雖不限一首、或両首も可詠之。万葉は、一首 二首或三首也。然而常...

八雲御抄 正義部 旋頭歌 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 旋頭哥 三十一字に、今一句をそへたる也。普通哥は五句、是は六句 也。初五七五は、なべての哥の樣にて、其後七...

八雲御抄 正義部 混本歌、回文歌、無心所着 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 混本哥 三十一字、内一句なき也。又、有五句字不足。是一躰にて はあれど、普通の事にあらず。よみたる事もすくなし。 朝が...

八雲御抄 正義部 誹諧歌 蔵書
誹諧哥 是は、いかなるをいふにかあらん。まさしき樣しる人なし。 公任卿なども不知之。而通俊、なにと心えたるにか有 けん、入於後拾遺。經信卿云、入誹諧哥...

八雲御抄 折句、折句沓冠、沓冠 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 折句 毎句上、物名を一文字づゝをきたるなり。 から衣きつゝなれにしつましあれば はる/"\きぬる旅を...

八雲御抄 正義部 物名 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 物名 是は、かくし歌也。物の名をかくしてよむ哥也。 くきも葉もみなみどりなるふかぜりは あらふねのみやしろ...

八雲御抄 正義部 贈答 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 贈答 是は、哥を返すを云。極て大事なる事也。人の安思 ひて、おかしげにかへすは、見苦事...

八雲御抄 正義部 異体 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 異躰 たとへば、やう/\の雑躰をよむ也。定たる名もなけれ共、 人々の思ふまゝに、今もい...

八雲御抄 正義部 連歌 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 連哥 昔は、五十韻百韻とつゞくる事はなし。たゞ上句 にても、下句にても、いひかけつれば、いまながらを付け るなり...

八雲御抄 正義部 八病 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 八病 㐂撰式 一 同心病 或号、和聚䏈病 是、同事の二句にある也。句ならひぬるは、不謂之。 我宿は道もなきまてあれに...