中納言兼輔   　みじか夜の　　吹か 　　更行まゝに　　ぞ き　　高砂の　　　　と 　く　　峯の 　　　　　松風 ...

　中納言敦忠   逢事のたへてし   なくば中／＼に   人をも見をもうら   みざらまし   ...

  　大中臣能宣 千年までかぎれる   松もけふよりは   君にひかれて萬代や   へむ   ...

　　　清原元輔 秋の野ゝ　　　う 　萩の錦を　　　つ て　　ふる里に　　し 　し　　鹿の 　が　　　ねながら 　　な 公任三十六人撰 　　　　　　　　　清原元輔 秋の野の萩の...

　　坂上是則 みよしのゝ 　　山のしらゆき ま　　つもるらし 　さる　古里さむく 　　なり　　　　なり 古今和歌集巻第六　冬歌 　奈良の京にまかれりける時にやどれりける...

　　壬生忠峯 子の日する 　　野辺に小松の 何　　なかりせば 　を ひか　　千世の 　ま 　し　　　　　ためしに 拾遺集第一　春歌 　題知らず 　　　　　　　　　　　　...

　　　中務　　　　　　　音は　　あき風の　　　吹につけてもして　　とわぬかな　まし　　荻の葉　　　　　　ならば後撰集巻第十二　恋歌四　平かねきかやうやうかれがたになりに　ければ、つ...

俊成三十六人歌合　　　　　　ほしさに　　　　きかま　　　こゑの　　いまひと　　　　　　　　　郭公　　　　山路くらしつ　行　やらで左　源公忠朝臣拾遺集夏歌　北宮の裳着の屏風に行きやら...

　　　　小野小町おもひ　　夢と　　つゝ　　しりせば　ぬればや　　さめ人の　　　　　ざら　見え　　　　　まし　　つら　　　　　を　　　　ん古今集巻第十二　恋歌二　題しらず　　　　　　...

　右　　中務秋風のふくに　　　つけても　　　　　とはぬ　荻の　　　　かな　　　葉　　　　ならば　　音は　　　して　ま　　　　　　　し後撰集巻第十二　恋歌四　平かねきがやうやうかれが...