5.バックアップ電池交換
バックアップ電池を交換したいのですが、この時代のICOMの無線機はなんとプログラムがRAMに保存されていて、不用意にバックアップ電池を外すとプログラムが消えて二度と再起不能になることが分かりました。
さて、どうやって安全に交換するか・・・・・ただ今検討中です。とりあえずタブ付きの電池CR2032を手配しました。TS-711やTS-811では電池ホルダーを取り付けて電池を交換しましたが、ホルダーにしてしまうと誤って電池を外してしまう危険があるので、やはりタブ付きの電池を半田付けするつもりです。
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2001/10/12
CR2032が届いたので作業に着手しました。
まず乾電池3本の電池BOXに電池を入れて作業中に外れないようにテープで巻きました。
本体から外したRAMユニットに電池BOXのリード線を常用電源+5Vのコネクターの端子とGNDに半田付け
確実に乾電池から電源が供給されていることを確認してからバックアップ用のリチューム電池を交換しました。
交換後、電圧を確認して乾電池BOXを外します。
注意は電圧チェックのためにテスターをあてるのは必ずダイオード結合前の所で確認することです。RAMの電源端子にテスターをあてて間違ってショートさせるとご臨終です。
交換成功・・・・元通りに本体に実装して電源ONでちゃんと動くことを確認しました。ちょっと緊張の作業でした。
ところでこの電池って何年持つのか?? 何年経ったら交換時期??
取説には「リチューム電池が消耗したと思われる症状が出たらサービスまで連絡」と書いてありますが、今はもう面倒は見てもらえないはず・・・・・・RAMのプログラムが消えたら無線機はご臨終です。こんなの有りですか??
写真を見てもダイオード結合で通常電源とバックアップ電源を供給していると思うので、もう1個ダイオード結合で電池を接続(トリプル結合)したらいかがでしょう。その間にCR2032を交換してから元に戻す。
そうなんです。RAMにプログラムを保存とはビックリです。
写真を見ただけで回路が分かってしまうところはさすがです。その通りです。
常用の5Vとバックアップ電池からの3Vがダイオード結合されてRAMに電圧をかけています。
ところが常用の5Vを通電したままでは半田面にアクセスができません。RAMと電池が実装されているサブ基板をメイン基板から抜き取らないとダメなのです。
抜き取ってから乾電池3本の電池BOXを常用電源の端子に半田付けして電圧をチェックしてからバックアップ電池を外そうかと思っています。
ちょっとこの作業は緊張しそう・・・・・。
コテを変な所にあててショートさせて電源電圧を落としたら終わりです。