漱石先生の手紙が教えてくれたこと
小山慶太 著
岩波ジュニア新書
2017年8月22日 第1刷発行
夏目漱石はおそるべき手紙魔であった。
確認されているだけでも、22歳から没する49歳までの間に書かれた手紙は、優に2500通を超える。
序章 吾輩は手紙好き人間である
1章 孤独と向き合う
顧みるもの一人も無
松山と熊本時代の漱石について特筆すべきことは俳句である。
漱石のロンドンでにおける孤独な生活の、ただ一人例外となった人物であるシェイクスピア研究家のクレイグ先生。
愛蘭土の人で言葉が頗る分らない。
少し隻き込んでくると、東京人が薩摩人と喧嘩をした時位に難しくなる。
シェイクスピア字引を編纂するため、ウェールズの大学の地位を捨て、毎日大英博物館の図書室に通う時間を作った。
2章 人生の決断に迷ったとき
死ぬまで進歩するつもりでやればいい
3章 決めた道で困難に出会ったとき
自分は自分流にするのが義務
4章 戦うよりも許すこと
それが人間の修養
終章 吾輩は自己の天分を尽くすのである
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