アミアン大聖堂のバラ窓とアーチ型天井 2020-04-29 09:27:29 | フランス物語 みたびアミアンの大聖堂に戻ります。 中に入ると、やはり薄暗い内部にバラ窓が輝いていました。 その光が四分割リブ・ヴォールトの天井をほのかに、そして妖しく照らしています。 バラ窓の存在を可能せしめた、アーチの力学。 壁に頼らずに、屋根の重力を上手く柱をつたって下へ、そして横のフライング・バットレス(飛び梁)に逃がせる建築構造。 縁の「上」と「横」の力持ちをそっと祝福するかのように、幽かな光を与えています。