「タラントン」のたとえを三回に分けて紹介している。
前回までの部分をもう一度読んでみよう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「天の国はまた次のようにたとえられる。
ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、自分の財産を預けた。
それぞれの力に応じて、一人には五タラントン、一人には二タラントン、
もう一人には一タラントンを預けて旅に出かけた。
早速、五タラントン預かった者は出て行き、それで商売をして、
ほかに五タラントンをもうけた。
同じように、二タラントン預かった者も、ほかに二タラントンをもうけた。
しかし、一タラントン預かった者は、出て行って穴を掘り、
主人の金を隠しておいた。
さて、かなりの日がたってから、僕たちの主人が帰って来て、
彼らと清算を始めた。
まず、五タラントン預かった者が進み出て、
ほかの五タラントンを差し出して言った。
『御主人様、五タラントンをお預けになりましたが、ご覧ください。
ほかに五タラントンもうけました。』
主人は言った。
『忠実な良い僕だ。よくやった。
お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。
主人と一緒に喜んでくれ。』
次に、二タラントン預かった者も進み出て言った。
『御主人様、二タラントンお預けになりましたが、ご覧ください。
ほかに二タラントンもうけました。』
主人は言った。
『忠実な良い僕だ。よくやった。
お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。
主人と一緒に喜んでくれ。』
マタイによる福音書25:14-23
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
主人はそれぞれの僕の能力を把握し、力に応じてタラントンを預けたのだった。
「少しのものに忠実」で、すぐに商売をした
五タラントンの僕はもう五タラントン、
二タラントンの僕はもう二タラントンをもうけ、主人を満足させた。
では、預けられたタラントンを土の中に埋めて隠してしまった
一タラントンの僕はどうなったのだろうか?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ところで、一タラントン預かった者も進み出て言った。
『御主人様、あなたは蒔かない所から刈り取り、
散らさない所からかき集められる厳しい方だと知っていましたので、
恐ろしくなり、出かけて行って、
あなたのタラントンを地の中に隠しておきました。
御覧ください。これがあなたのお金です。』
主人は答えた。
『怠け者の悪い僕だ。わたしが蒔かない所から刈り取り、
散らさない所からかき集めることを知っていたのか。
それなら、わたしの金を銀行に入れておくべきであった。
そうしておけば、帰って来たとき、利息付きで返してもらえたのに。
さあ、そのタラントンをこの男から取り上げて、
十タラントン持っている者に与えよ。
だれでも持っている人は更に与えられて豊かになるが、
持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。
この役に立たない僕を外の暗闇に追い出せ。
そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。』」
マタイによる福音書25:24-30
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
一タラントンの僕は主人を責めた。
「あなたは厳しい方だ」
彼は自分の恐れを主人のせいにした。
力に応じた金額が与えられたのだから、
受けたプレッシャーは他の僕と同じだったはずだ。
もし、彼も「忠実」であったならば、
一タラントンのもうけを得ることができたのだ。
彼にはその力があったのだから。
だが、与えられた機会に感謝せず、むしろ悪い態度を主人に対して抱き、
恐れに負けて、一タラントンの僕は持っている力を発揮しなかった。
主人は彼のことをこう呼んだ。
「怠け者の悪い僕だ」
また、こうも言った。
「それなら、わたしの金を銀行に入れておくべきであった。
そうしておけば、帰って来たとき、利息付きで返してもらえたのに」
主人は少しでもタラントンを増やす努力をしてほしかったようだ。
一タラントンの僕のタラントンは取り上げられ、
新たに十タラントン管理することになった「五タラントンの僕」に与えられた。
「五タラントンの僕」は十一タラントンの管理者になった。
「だれでも持っている人は更に与えられて豊かになるが、
持っていない人は持っているものまでも取り上げられる」
これは現在も生きている法則だ。
あなたにも「タラントン」が与えられていることだろう。
実は、倍増させることができるから与えられている。
誰にでもリスクに対するプレッシャーはあるはずだ。
少しのものに忠実になるか、
他人のせいにして機会を台無しにするか、
選択するのはあなただ。
どちらを選択するかは自由だが、結果の違いはあまりにも大きい。
天の主人は、「タラントン」が無駄に放置されることを厭われる。
忠実な者は、更に与えられ、
不忠実な者は、取り上げられる。
これも天の国のたとえである。
前回までの部分をもう一度読んでみよう。
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「天の国はまた次のようにたとえられる。
ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、自分の財産を預けた。
それぞれの力に応じて、一人には五タラントン、一人には二タラントン、
もう一人には一タラントンを預けて旅に出かけた。
早速、五タラントン預かった者は出て行き、それで商売をして、
ほかに五タラントンをもうけた。
同じように、二タラントン預かった者も、ほかに二タラントンをもうけた。
しかし、一タラントン預かった者は、出て行って穴を掘り、
主人の金を隠しておいた。
さて、かなりの日がたってから、僕たちの主人が帰って来て、
彼らと清算を始めた。
まず、五タラントン預かった者が進み出て、
ほかの五タラントンを差し出して言った。
『御主人様、五タラントンをお預けになりましたが、ご覧ください。
ほかに五タラントンもうけました。』
主人は言った。
『忠実な良い僕だ。よくやった。
お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。
主人と一緒に喜んでくれ。』
次に、二タラントン預かった者も進み出て言った。
『御主人様、二タラントンお預けになりましたが、ご覧ください。
ほかに二タラントンもうけました。』
主人は言った。
『忠実な良い僕だ。よくやった。
お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。
主人と一緒に喜んでくれ。』
マタイによる福音書25:14-23
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主人はそれぞれの僕の能力を把握し、力に応じてタラントンを預けたのだった。
「少しのものに忠実」で、すぐに商売をした
五タラントンの僕はもう五タラントン、
二タラントンの僕はもう二タラントンをもうけ、主人を満足させた。
では、預けられたタラントンを土の中に埋めて隠してしまった
一タラントンの僕はどうなったのだろうか?
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ところで、一タラントン預かった者も進み出て言った。
『御主人様、あなたは蒔かない所から刈り取り、
散らさない所からかき集められる厳しい方だと知っていましたので、
恐ろしくなり、出かけて行って、
あなたのタラントンを地の中に隠しておきました。
御覧ください。これがあなたのお金です。』
主人は答えた。
『怠け者の悪い僕だ。わたしが蒔かない所から刈り取り、
散らさない所からかき集めることを知っていたのか。
それなら、わたしの金を銀行に入れておくべきであった。
そうしておけば、帰って来たとき、利息付きで返してもらえたのに。
さあ、そのタラントンをこの男から取り上げて、
十タラントン持っている者に与えよ。
だれでも持っている人は更に与えられて豊かになるが、
持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。
この役に立たない僕を外の暗闇に追い出せ。
そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。』」
マタイによる福音書25:24-30
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一タラントンの僕は主人を責めた。
「あなたは厳しい方だ」
彼は自分の恐れを主人のせいにした。
力に応じた金額が与えられたのだから、
受けたプレッシャーは他の僕と同じだったはずだ。
もし、彼も「忠実」であったならば、
一タラントンのもうけを得ることができたのだ。
彼にはその力があったのだから。
だが、与えられた機会に感謝せず、むしろ悪い態度を主人に対して抱き、
恐れに負けて、一タラントンの僕は持っている力を発揮しなかった。
主人は彼のことをこう呼んだ。
「怠け者の悪い僕だ」
また、こうも言った。
「それなら、わたしの金を銀行に入れておくべきであった。
そうしておけば、帰って来たとき、利息付きで返してもらえたのに」
主人は少しでもタラントンを増やす努力をしてほしかったようだ。
一タラントンの僕のタラントンは取り上げられ、
新たに十タラントン管理することになった「五タラントンの僕」に与えられた。
「五タラントンの僕」は十一タラントンの管理者になった。
「だれでも持っている人は更に与えられて豊かになるが、
持っていない人は持っているものまでも取り上げられる」
これは現在も生きている法則だ。
あなたにも「タラントン」が与えられていることだろう。
実は、倍増させることができるから与えられている。
誰にでもリスクに対するプレッシャーはあるはずだ。
少しのものに忠実になるか、
他人のせいにして機会を台無しにするか、
選択するのはあなただ。
どちらを選択するかは自由だが、結果の違いはあまりにも大きい。
天の主人は、「タラントン」が無駄に放置されることを厭われる。
忠実な者は、更に与えられ、
不忠実な者は、取り上げられる。
これも天の国のたとえである。