経営者のための聖書講座

永遠のベストセラー、聖書からビジネスのヒントを学ぶ

No.246 具体的な指示

2009-11-24 23:22:16 | マルコ
体は一つしかない。

一度にいくつものことを行いたければ他の人に動いてもらわねばならない。

特に、ここぞという時に他の人を通して自分の期待通りの結果を残すには、
説明という作業が大事になってくる。

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一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山のふもとにある
ベトファゲとベタニアにさしかかったとき、
イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、言われた。

「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、
 まだだれも乗ったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。
 それをほどいて、連れて来なさい。
 もし、だれかが、『なぜ、そんなことをするのか』と言ったら、
 『主がお入り用なのです。すぐここにお返しになります』と言いなさい。」

二人は、出かけて行くと、
表通りの戸口に子ろばのつないであるのを見つけたので、それをほどいた。
すると、そこに居合わせたある人々が、
「その子ろばをほどいてどうするのか」と言った。
二人が、イエスの言われたとおり話すと、許してくれた。

二人が子ろばを連れてイエスのところに戻って来て、
その上に自分の服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。

  マルコによる福音書11:1-7
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イエスは二人の弟子を使いに出した。

その際、実に入念なディレクションを与えている。

方向、状況、目的、問題、解決法・・・。

それらを事細かに伝えた。

イエスはここでエルサレム入城に必要なろばの調達に成功する。

二人の弟子が期待通りに動いてくれたからだ。

イエスの具体的な説明が功を奏したわけだ。

部下に対するあなたの指示はどれほど具体的だろうか?

期待通りに動いてくれないと嘆く前に
自分が与えているディレクションについて再確認してみよう。