経営者のための聖書講座

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No.213 最も小さな者の一人に・・・

2009-07-12 09:29:05 | マタイ
マタイ24、25章では、「主人が帰って来た時」についての話がいくつもある。

それだけ「主人の不在中」どう生きるかが大切だということだろう。

マタイ25章の最後でイエスは以下のように語っている。
あなたは羊?それとも山羊?

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「人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座に着く。
 そして、すべての国の民がその前に集められると、
 羊飼いが羊と山羊を分けるように、彼らをより分け、
 羊を右に、山羊を左に置く。

 そこで、王は右側にいる人たちに言う。
 『さあ、わたしの父に祝福された人たち、
  天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。

  お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせ、
  のどが渇いていたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、
  裸のときに着せ、病気のときに見舞い、
  牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』

 すると、正しい人たちが王に答える。
 『主よ、いつわたしたちは、飢えておられるのを見て食べ物を差し上げ、
  のどが渇いておられるのを見て飲み物を差し上げたでしょうか。
  いつ、旅をしておられるのを見てお宿を貸し、
  裸でおられるのを見てお着せしたでしょうか。
  いつ、病気をなさったり、牢におられたりするのを見て、
  お訪ねしたでしょうか。』

 そこで、王は答える。
 『はっきり言っておく。
  わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、
  わたしにしてくれたことなのである。』

 それから、王は左側にいる人たちにも言う。
 『呪われた者ども、わたしから離れ去り、
  悪魔とその手下のために用意してある永遠の火に入れ。

  お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせず、
  のどが渇いたときに飲ませず、旅をしていたときに宿を貸さず、
  裸のときに着せず、病気のとき、牢にいたときに、
  訪ねてくれなかったからだ。』

 すると、彼らも答える。
 『主よ、いつわたしたちは、あなたが飢えたり、渇いたり、旅をしたり、
  裸であったり、病気であったり、牢におられたりするのを見て、
  お世話をしなかったでしょうか。』

 そこで、王は答える。
 『はっきり言っておく。
  この最も小さい者の一人にしなかったのは、
  わたしにしてくれなかったことなのである。』

 こうして、この者どもは永遠の罰を受け、
 正しい人たちは永遠の命にあずかるのである。」

  マタイによる福音書25:31-46
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終わりの時、イエスは王座に就く。
すべての国の民が集められる。

そして人々は右と左に分けられる。
羊飼いによって羊とヤギが分けられるように。
右側が羊で左側がヤギである。

「わたしの父に祝福された人たち」
右側の人たちのことを王はこう呼ぶ。

「天地創造の時からお前たちのために用意されている国」に
彼らは入ることができる。
そして永遠の命にあずかる。

なぜなら彼らは、
王が飢えていたときに食べさせ、
のどが渇いていたときに飲ませ、
旅をしていたときに宿を貸し、
裸のときに着せ、
病気のときに見舞い、
牢にいたときに訪ねたから。

しかし、右側の人々には王に対してそのようなことをした記憶がない。

王は答える。
「はっきり言っておく。
 わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、
 わたしにしてくれたことなのである」

一方、左側に分けられた人々に対し、王は言う。
「呪われた者ども、わたしから離れ去り、
 悪魔とその手下のために用意してある永遠の火に入れ」

彼らは永遠の罰を受けることになる。

なぜなら彼らは、
王が飢えていたときに食べさせず、
のどが渇いたときに飲ませず、
旅をしていたときに宿を貸さず、
裸のときに着せず、
病気のとき、牢にいたときに、訪ねなかったから。

左側の人たちはたまらず質問する。
「主よ、いつわたしたちは、あなたが飢えたり、渇いたり、旅をしたり、
 裸であったり、病気であったり、牢におられたりするのを見て、
 お世話をしなかったでしょうか」

彼らに王を無視した覚えはなかった。

そこで、王は答える。
「はっきり言っておく。
 この最も小さい者の一人にしなかったのは、
 わたしにしてくれなかったことなのである」

「最も小さな者の一人」に対して
したこと、しなかったことは王に覚えられている。

あなたは何のために自分の事業を発展させようとしているのだろうか?

パウロは自分が働く理由の一つを以下のように語っている。

「ご存じのとおり、わたしはこの手で、わたし自身の生活のためにも、
 共にいた人々のためにも働いたのです。
 あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、
 また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と
 言われた言葉を思い出すようにと、
 わたしはいつも身をもって示してきました。」
                           (使徒言行録20:34-35)

弱い者を助けるために彼は働いた。

「受けるよりは与える方が幸いである」

あなたは「最も小さな者の一人」にどう対応するのだろう?