「やはりホンモノだった中国のインフレ」
「中国の消費者物価指数(CPI)は過去5年間で50%を超えているということで低所得層のダメージは大きいだろう…」
日経ビジネスからの記事抜粋ですが、その中でちょっと目を引いたのがアサヒスーパードライロング缶の市場価格…中国深圳のスーパーでは10.5元、日本円に換算すると127.5円。香港では11.0香港ドルで日本円108.6円ということです。
国内では小売価格が250円ですからちょうど半分といったところですね。
たしかに円高の影響もあるでしょうが、インフレとはいえ同じ品質のモノが半分の価格で流通している大国です。
EUの金融不安やアメリカの失業率、そして第三国の景気失速のなか何故か円が買われて国内企業が悲鳴を上げている現状で少しずつ私たちにも影響が出てきているような気がします。
背に腹を変えられない製造業は国内工場を海外へ移転させるか、徹底的なコストダウンを更に進めるか…とくにその締め付けは中小から零細企業へと波及しています。
最近では値下げ交渉ではない…と前置きしながら相見積りを求めるお客さんが増えてきました。価格じゃないんだ、品質だよ…と嬉しくなるような気勢も段々と聞かれなくなったような気がします。
新聞では安いんであれば韓国製で構わないという企業が増えたという記事が掲載されていました。
やがてアジア経済圏のボーダレスが進みサービスも変化しなければならなくなるのでしょう。そういえば当社が扱うドライブレコーダーも韓国製でした。
まだ国内にサービス拠点が無いために売りっぱなし状態ですが、そのうち技術指導を受けに挨拶の一つも出来るようにならないといけないかも…
えーと『アニョハセヨ』はいいけど「色は黒いけど腹は白いです」は何と言えばいいのだろう?