「海」と「ダイビング」を熱く本気に考える男のブログ ~JAWS SHU~

「海」を本気に考えます。「海」を本気に案内します。抜群の多良間の海で本気に海を感じてみませんか。

多良間島&水納島の海 ダイビング ~今年もシーズンが始まります!!!~

2012-03-06 23:40:47 | Weblog
今年のシーズンもいよいよ始まります!!
今年もどうぞ宜しくお願いいたします☆
たくさんの人に感動を与えられるように全力で頑張ります!!

オフの保全活動もそろそろ大詰めです。
大津波が襲った海の映像を見せてもらいましたが、自分のやっていることがますます疑問に思わされました。。。
そしてそこで必死に戦う人たちにただただ感銘を受け、力になれるようにがんばろうと。

それぞれの海が抱えている問題はすごく慎重に考えていかなくてはいけないことばかりで、
正解がないなかで必死にもがく人たちが多くいると思います。

今年は自分なのかでいろいろと長くこの海に接し、感じ、考え、行動する時間を取ることができました。
昨シーズン中から決めていたことができたといえばできたのですが・・・
結果・・・やっぱり疑問ばかりです。
なにぶん、一人なので何とも共感したり、言い合ったりができないから特に???になってきてしまいます。

黙々と何かにとりつかれたかのように早朝から海にでて80分×3~4本、ただただオニヒトデを殺す作業。。。
10日間やっても10人が1日やるのと同じでしかなく、あせりと苛立ちだけの毎日を家族に支えてもらいながら
乗り切ってやっています。
オフの作業だけで既に200本を越えています。体は悲鳴を上げていますが、水中をみると珊瑚はもっと悲鳴を
あげています。いや・・あげているように思えます。

ただただ生物を殺すだけのダイビング・・・
生物を守るために、生物を殺すダイビング・・・
観光としての役割などとっくになくなっています。利潤を考えることもはなからないものです。
ボランティアでも予算を得てもただただ元気な海を人に魅せたい、みんなと笑顔で共感したいと思うだけで
取り組んでいますがこれってどうなのかなと疑問ばかりです。。。。

毎年こんなこと言ってる気がしますね。

昨日、港を工事するおじさんから言われました。
「毎日早くからご苦労だな!! お前見たいのが俺の住む島にもいれば島の宝はきっと守れるのにな!」
「頑張ってな!! たまにはサザエの100個くらい取って気晴らしにしろよ」。。。。
ちょっと泣けてきました。

この島の珊瑚は僕の純粋な判断で言うと2009年には壊滅してもおかしくない状況でした。
懸命の作業は人にも言えず、日々酸素を吸って減圧との戦いの中で家族にも心配ばかりかけていました。
それでも激減していく珊瑚を何とかシーズンで見せるようにと取り組むしかありませんでした。
正直・・・
お客さんから「珊瑚がすごい!!」「世界で一番きれい!」「こんな海がまだあったんだね!」という
温かい言葉をもらえばもらうほど自分への重荷がのしかかりつぶされそうな日々でしかなかった気がします。

しっかりと見つめ、長く海と携わることで今では何となく、自然の「今」を全力で見つめ取り組み
紹介するようにできるようになったのかなと思います。

この活動を全力で取り組む僕の個人的な気持ちですが、「サンゴ礁」は守るものでも、植えつけるものでもないと思います。
そこに生息できる環境を壊さないように「自然」と「開発」が調和しなければいけないと思います。
開発なんてしなければ・・と思うけどそれも結局必要になってしまったのだから、少しでも軽減しながら調和しなければ
いけないと思います。

僕はこの海が大好きです。そして沖縄の海が失われないように懸命な活動は続けていきます。

そこに魂をこめて取り組んでいきます。

だから今年も僕の熱い気持ちでこの海をガイドして行くつもりです。

今年も笑顔のあふれる「美しい海」で会いましょう!!!

ということで遊びに来てくださいね♪♪世界一の海へ!!!