なんだか気がつけば1年1回UPの超レアブログになってきてしまった。。。
でも、なんかこのブログは熱くすごく考えてアップするので、
その時の感情が出ていて案外好きなので続けたいと思います。
いよいよ2022年度のシーズンがスタートしました。
今年は、STAFFも一人入れ替わり、また志をもった若者が一人チームに加わりました。
その中で、チーフSTAFFの怪我もあり、厳しい中でのスタートを切りましたが、
新しいSTAFFも精一杯頑張りながらいい感じに立ち上がっていきました。
だけど・・・
昨日、多良間島で大きなコロナのクラスターが発生してしまい状況は一転してしまいました。
「学校生徒の感染拡大があるため、僕の息子の感染も疑いがあるため、
お客様に母親が作った昼食などの提供は控えてください」と。
急な連絡の中で、バタバタしながら急遽インスタントラーメンを購入し、
まずはお昼時にお客様には事情を説明し謝罪をしようと考え、
そのまま到着後のお客様をピックアップし港へ向かった。
2本目を潜り終えた後、多数の検査が実施され、多くの方が陽性とされるなかで状況は一変する。
僕の息子も羅患したことがわかり、同居している僕は濃厚接触者になると。。。
「すぐに人と接することをやめてください」
「来島者はすぐにでも島から出したほうが良い・・・」
「明日からの来島者も全て中止にしてほしい・・・」
簡単に言うが・・・
瞬時にする決断にしては重すぎる。。。
港へ帰る船上でSTAFF陣に状況を伝え、
港にてお客様に説明をする。
「すみません、少し大切な話があるので聞いてください。
現在、多良間島にてコロナのクラスターが発生してしまいました。
そのため、来島者の皆様には大変申し訳ないのですが、今から海をご案内することができなくなってしまいました。
なるべく早く島から出たほうが良いとのことで、今日のダイビングはこれで終了となります。
今からのフェリーに乗船するか、エアーの変更などを行って頂き、早めの離島をご検討ください。。」
全員ポカーンとする。
それは当たり前だ。
今到着して、1本しか潜ってない人もいて、すぐに島から出て欲しいと言われたって・・
そんな無茶苦茶なことはないと思う。
それでもそうするしかなく、
無言の時間を経て、そのまま僕は隔離となり、STAFFがその後の対応をしながら休業になった。
僕はお店で明日からのお客様に状況を説明しながら、来島中止をお願いする連絡を繰り返す。
もちろんみんな戸惑い、言葉にしないが苛立ちだって大きいと思う時間が流れる。
「大変申し訳ないのですが、現在多良間島にてコロナのクラスターが発生し、来島予定者には中止をお願いしております・・
大変急なことでキャンセルの問題などあるとは思うのですが、当店も休業となってしまうためご予約を遂行することができず、
本当に本当に申し訳ありません」
「・・・・・・・」
それはそうになるよ・・・
僕の中では、
「これって何なんだろう。。」
「このままずっとこの繰り返しで、僕らの仕事なんて続けられるのだろうか。。」
「予約の責任すら果たせない観光事業なんて成り立たない」と。。
代替えが効く仕事をしている人であればそれほど大きなことではないのかもしれないが、
みんながみんなそんな仕事をやっているわけではない。
僕らのような仕事の人は生きていくなと言っているのと同じことだ。
もう、このような状況になって3年目にもなる。
正直コロナがなくならないことなんて目に見えている。
何を「ゼロ」を目指してやっているのか。
一生「ゼロ」が続くわけがないし、もうこの状況で進んでいかなければいけないわけだからもっと考えたほうが良い。
もちろん対策は最大限にやるのは当然で、その中で進まなければ、みんなが窮屈になるだけで・・・
今回のことで、こうになることくらい島で生活していれば想像がつく。
その中で、今更なんで対応にパニックになるのか。
どれだけ今までこうしたことに対応するため考え対策する時間があったのだろうか。
コロナが発生した期間に変なやつに嫌がらせを受けたり、
一部の自粛警察のように観光者に対して嫌がらせをするような馬鹿がいたり、
何かちょっとあればあたかも正義感振りかざすようにsnsでの発信をするようなアホも存在する中で、
そんなほんの一部の人を除いて、ほとんどの人が実態を理解し物事を前に進めている。
小さな島だからとか老人が多いからとか医療が乏しいからとか
そんなことはもうずっと十二分に理解している。
だからこそ、その中での対応を展開していくことを考え行動しなければ、
そこに生活している人はこれから先何もできないと思う。
ずっと島に人も入れず、
ずっと島からも出ず、
万が一、外に出た人や外から来た人が羅患したら、
ずっとそこを攻め続け、
島にいられないようにするんですかと。
羅患したら島にいられなくなるとかいう雰囲気がもう意味がわからない。
今回、羅患して宮古島に隔離されている子供達がいる。
隔離生活で10日間、小学生3年生や4年生が一人で部屋で過ごせと。。。
濃厚接触者は自宅隔離で、かつ公共の移動機関が使えないため、
症状もなく元気でもその親が子供の迎えにすら行けない。
島に帰って来れない子供達を何とかして戻してほしいと
島での自宅隔離にすることが最優先だと父兄は一生懸命動いているが、
結局誰も大きな責任を負いたくないから話が前に進まない。
そんな時に村が動いて大切な島の子供達を全力で面倒みるくらいのことができないのだろうか。
幸運なことに重症化もなくほとんど全ての子供達が発症してもすぐに完治している。
僕も含め全ての濃厚接触と言われる人だって、なんの症状もない。
それでもこのまま10日間以上の自宅隔離だという。
生き物を扱う畜産農家は1日だって仕事を空けることはできない。
僕のように顧客を担っている業者は、いつまでのお客様をこちらの都合でキャンセルしなければいけないのかすら読めない。
このような状況で、今後の島の生活なんて考えられないのではないだろうか。
こうしたことに関係ない一部の人は、
「そんなの自分たちだけのことでしょ」
と思うかもしれないが、
今後、ずっとこの島は鎖国状態を続けていくのだろうか。
コロナがゼロになるとでも思っているのだろうか。
諸外国では戦争で家族がバラバラになり普通の生活すらできない人たちがいる中、
今当たり前の生活や幸せができていることを無理に奪っていくような必要があるのだろうか。
2年以上この状況下で観光産業の厳しい展開をしてきているが、
今のままではあまりにも将来性がなく、もう撤退すら考えてしまう。
昨晩、嫁とも話をした。
もうSTAFFを連れて沖縄本島とかに拠点を移そうかと。
俺がダイビングの仕事で生きるのであれば拠点は沖縄でも良いのかもしれない。
でも、正直多良間以外で同じモチベーションで海の仕事ができる気がしないし、
そのような中で来てくれるお客様に海を案内するのであれば、一層のことこの仕事をやめて
群馬に帰って、どこか拾ってくれる会社があれば普通に働くよと。
これから外に出る子供の高校進学を考えればそのほうが良いのではないかと話した。
でも・・・
今当店には、これから大きな将来を担う若いSTAFFがいる。
新しく僕を頼ってきた子は
「これから海の仕事で一流になれるように頑張るので指導してください」と。
一緒に4年やっているSTAFFは
「シュウさんの決断についていきます。一心同体なので頑張りましょう」と。。
そういう志のある子が一緒に頑張っている以上、僕が逃げては行けないと奮起しなければと思った。
嫁からも
「いいSTAFFに恵まれているのだし、これからも全てを支えるからもう一度気合を入れ直せ」と。
だからこそ、もう一度立て直していくための道を作らなければいけない。
そのためにも、今の島の状況を変えていかなければいけないと思っている。
自分の仕事のためだとかそんなことではなく、
支えていかなくてはいけない人がいる中で、島を第一に想いながら前に進まなければいけないと思う。
今のままコロナゼロを目指しているようでは、今回のように島の生活ですらまともにできず、
結果、この生活に不便さを感じる人ばかりになってしまうと思う。
みんなそれぞれ社会の中で「生きる」ために頑張っている。
みんなそれぞれの生活がある。
人を揶揄したり、自分の環境を守ることだけ押し付けているようでは、ただ全てをブロックするだけで
何も変わらないのではないだろうか。
今回自分の大切な息子が羅患し、自分も濃厚接触者になる中で、
この環境の馬鹿らしさしか感じなかった。
みんな2〜3日間で元気になり、家族は無症状。
それでも2週間くらい家から出るなと。。。買い物も行けない。
助けてくれる人がいなかったらどうするのだろうか。
一体、僕らは何と戦っているのだろうか。
目に見えないものに左右されて、
嫌がらせをする化け物のような奴が出てきて、
日常が汚されて、
どこに終着したいのかすら目に見えない中で、何をもがいているのだろう。
これが果たして素敵な島だと言えるのだろうか。
大切な子供達は想い出を次々に削られる。
今回の件で、卒業式も中止。
お世話になった先生方にも会えない。
終業式までの残りの日々も学校は休みでみんな自宅隔離。
よく見てください。
みんな元気ですよ。。。
誰も責任は取りたくないからそうになることもわかるが、
あまりにつまらない現実にがっかりしてしまう。
もっと前を向ける世の中を考えなければ一生このままだと思う。
もう3年目・・・
どこかで変えていかなければ、
ストレスだけが積み上がり、人と人とのコミニケーションすらも取れない
おかしな島になっていくと感じる日々です。
ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、
今の状況をクリアしながら、僕は奮起して夢ある若手と新しいメンバーの将来を一緒に築き上げながら
今シーズンも素敵な海で暴れていきたいと思います。
大好きな島で大好きな人たちの安全を第一に考えながら
それでも前に進む道を模索して頑張っていこうと思います。
心配かけているとは思いますが、
このような状況で僕の気持ちも不安定な日もあります。
それでも、
大切なSTAFFと共に歩みながら、
また最強のダイビングサービスを作っていければと思っています!
今シーズンも素晴らしい島で素晴らしい海をご案内できますように
たくさんのご予約お待ちしています!
たくさんの方に素晴らしい海で、素敵な時間を共有していきたいと思います。
是非対策をしっかりして、
遠慮した気持ちでなく、気持ちよく素敵な時間を過ごしにいらしてください。
皆様とお会いできることを楽しみにお待ちしています!
いつまでこんな事を続けなければいけないのでしょう。
新スタッフも加わって新シーズンをスタートされたばかりだったのに…。
SHU先生のお辛い気持ちを思うと胸が痛みます。😭
ただただ、1日も早く明るい希望の光が見えます事をお祈りいたします。大丈夫、大丈夫です。
息子さん、元気になられましたか?どうぞお大事に。
🐠saku sakura🐠
罹患して謝るのも「なんだかねぇ?」と思うことも、、、
矛盾も腑に落ちないことも、いっぱいいっぱい。
でも、明日を夢見て進みましょうね。(沖縄イントネーション)
ありがとうございます。もうみんな元気なので体調は大丈夫です。何とか進めるように頑張ります!
つだまりこさん
ありがとうございます!
ほんと「何だかなぁ〜」なことばかりですが、今は従うことしかできないので今後の対策考えながら乗り切ります。
オリさん
ほんとですよね。。もう様々なデータが出ていて科学的に判断すれば別の方向に舵を切ってもおかしくないと思います。何もできないので今は隔離されておきますが・・
日本の困難な時期の建て直しに尽力された高齢者を大切にすることは大事ですが、未来を築いていく子供達の生活も同様に大事なのではと思ってしまいます。いい加減にして!と時々、叫んでいます。