--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

線路の謎

2005-09-03 | Weblog
先日、気になっていた「しらせ」に線路を積んだことについて渡井さんに聞いてみました。
何のためだと思う?と逆に聞かれたけれど、さっぱり分からずギブアップでした。
答えは海に沈める係留系の錘でした。
線路は1mあたり60kgとか50kgとか(60kgレール、50kgレール等)決まっているので使いやすいんですって。
プランクトンネットなどを使って、海洋のある場所での生産量の時間変化を観測するのだけれど、その場合流されてしまっては困るから錘を付けておくんだそうです。
今回は練習だから沈めた後、すぐ切り離して浮き上がらせるんだと聞き、疑問が湧きました。
え?ということは、線路はそのまま?
聞いてみると、線路はやはり置き去りなのだそうです。
海のなかのゴミにならないのかと思ったのだけれど、鉄だからねーとの答え。
海の栄養になるのかしら?
来週にはしらせに乗って本番に向けて練習するのですね。
南極に行く前には本番用の線路を積むのだということでした。
謎が解けてスッキリしましたが、線路がこんな使われかたをしているなんて想像もしませんでした。
聞くことすべてがおどろきで興味深いです。


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