--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

研究施設見学会

2005-12-18 | Weblog
「17日の分のしらせ便りは遅れるかも」と言われていた通り、まだ届きませーん。
昭和基地に降り立つのを目前に控えて、準備も忙しかったのでしょう。
そのうち紹介できると思います。

昨日、極地研で行われた中高生フォーラムの前に、研究施設の見学会がありました。
1Fのフロアで隕石の話をしてもらった後、微小領域X線分析室と低温室(もっとちゃんとした名前だったかもしれない)を見せていただきました。
薄くスライスした隕石を分析する大きな顕微鏡のような機械は圧巻でした。
「昭和基地にもあるんですか?」との質問に「あったらいいんですけれど」と。
採取した隕石を持って帰るまで分析できないのは歯がゆいのでしょうけれど、高い機械ですし、精密機械はメンテナンスも大変ですものね。
低温室内は低温実験室(-20℃)が2つ、超低温実験室(-60℃)と低温資料貯蔵室がひとつずつありました。
そのうちの低温実験室を案内してもらいました。
服装はそのまま、手袋(厚手の軍手)のみをして入ったので、寒さ体験が十分できました。
-20℃は夏の昭和基地よりずっと寒いので、昨日は数分ですが、観測隊の方達より寒い思いをしたかもしれません。
はじめてアイスコアを見ることができ、感激でした。

実験室に行く途中、観測隊御用達のダンボールが天井のほうまで積み上げられていましたが、中身はアイスオペレーションで持ち帰った氷山氷だということでした。

氷山氷は、フォーラムの休憩時間にも振舞われていました。
-60℃の世界もちょっとだけ体験してみたかったカナ。

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