--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

荷積みと段ボール

2005-11-05 | Weblog
毎日毎日、私物積みこみの話ばかりですが、やはり自分で見たりやったりしたことはインパクトが強く、一度では書ききれないのでご容赦ください。

私物はダンボールに入れて積み込みます。
書籍などに活躍するのは小段ボール(通称:小ダン)で、その他のものはだいたい中段ボール(通称:中ダン)です。
小段ボール2個がすっぽり中段ボールに入るようになっていますので、積み上げるときにもとっても便利です。
大段ボールはかなり大きくて、今回は出番がありませんでした。
その、段ボールの使い方ですが、ガムテープがたくさん貼ってあって驚きました。
写真のように蓋の縁と肩の部分の3ヶ所にあらかじめテープを貼れば、あとで段ボールがびりびりになることなく、開け閉めできるというわけなのです。

そういえば私も書籍の集金袋には同じような工夫をしています。
でも、段ボールでは考えつかなかったのでとても新鮮でした。
確かに、入れ忘れたものもすぐに入れられるし、しらせの中で使用するために出したものも、昭和に運ぶときにはきちんと梱包しなおせるし、すごく便利!!
いいこと教えてもらったという感じです。
それ以外にも、しらせに乗せる段ボールには、いろいろやらなければならないことがあります。
まず、誰の、どこに行く、何が入っている荷物なのかが分からなければなりません。
この写真の段ボールには「47私―渡井―12 PC周辺機器」と書かれています。

47次隊私物―渡井―12個目ということで、私物の場合は分かりやすいですね。
研究観測物資のほうのナンバリングは基本的には一緒なのですが、割り当てられたアルファベットで書かれている部分もあるので、部外者が見てもよく分からないです。
梱包した段ボールには、重さと容量も書かなければなりません。
しらせに積むものは全て重さと容量をチェックして積み込むのだということで、私物も例外ではありませんでした。
N/Wはnet weight(正味重量)、G/Wはgross weight(梱包重量)です。
レンゴーさん提供の観測隊用段ボールはすでに容量が書いてありますが、持込段ボールの場合は3方を測って計算して書かなければならないので手間がかかりました。
ナンバリング、重量、容量を段ボールの3面に書いて、書類にも記入して出来上がりです。
これを車に積んで「しらせ」に運びました。
運んだのは全部で12個だったかな。

運んだ荷物は、船が揺れても大丈夫なようにしっかり固定しておしまい。
2人部屋なので、パートナーの方の荷物が入ったら配置換えをする予定だそうです。

第47次日本南極地域観測隊員出発まで、あと23日

最新の画像もっと見る