--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

南極の本

2005-11-19 | Weblog
先日、渡井さんから1冊の本をもらいました。

観測隊員は誰もが読んでいるという「南極越冬記」(西堀栄三郎・著 岩波新書)です。

実はこれだけ毎日いろいろ書きながら、南極に関する書籍はほとんど読んでいません。
「南極越冬記」もまだページを開かないまま手元にあります。
なぜかというと、一気に読んでしまうのがもったいなくて、47次隊が南極へ出発してから帰ってくるまでに、少しずつ読みすすめたいと思っているからなのです。
観測隊に関わるものも、南極探検のものも、写真集も読みたいものはたくさんありますが、1年4ヶ月の間に、どの本から読もうか品定めしているところです。
「南極越冬記」を読み始めるのは、2006年2月1日(越冬に入る日)と決めています。
あと2ヶ月以上あるけれど、ちゃんと我慢できるかどうか?


そうは言っても、すでに読んだものもあるのです。
我慢できずに買ってしまった1冊目はNHK南極プロジェクト企画の「南極からのメッセージ 地球環境探索の最前線」(NHK出版・編 NHK出版)です。


それから、無意識に所蔵していた絵本、月刊たくさんのふしぎ 「南極のスコット大佐とシャクルトン」(佐々木マキ・作 福音館書店)
この本は図書室でいらなくなった「月刊たくさんのふしぎ」をたくさんもらった中に入っていたのですが、あることに気づいたのは最近だったのです。
すでに新刊としては売られておらず、入手するには古本屋で探すしかない本なので、大事にしないといけないなぁと思っています。
といってもすでにかなり読み込まれていて、痛んではいますが。

南極とは直接関係ないのですが、地球環境が子どもでも分かりやすいカラーデータで紹介されている絵本地図があります。
くらべてわかる世界地図6 「環境の世界地図」(藤田千枝・編 新美景子・著 大月書店)です。

この本の中に「地球温暖化の原因、二酸化炭素」というページがあり、一人あたりのCO2排出量が国別にカラーで示されているのですが、そのほかに、ドームふじでの氷床コア掘削のことも写真と図(ちょっと違うところがあるけど)で説明してあります。
また、大気中C02濃度変化(1960年~2000年)のグラフもあります。
1960年からなので、昭和基地のデータではないですね(マウナロアかな?)。


書籍関連で、南極をテーマにしたサスペンスが最近発売されたそうです。
「サスツルギの亡霊」(神山裕右・著 講談社)
実はサスペンス好きだったりするので、ちょっと読んでみたいなぁ。

とうとう出発までのカウントダウンが一桁になりました。
まだ実感が湧きません。
そういえば昨年の今日11月19日は、渡井さんが私に「南極に行くかもしれない」と第一報をくれた日でした。
あっという間の1年だった気がします。
いや、まだまだこれからですよね。

第47次日本南極地域観測隊員出発まで、あと9日

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