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国際的な症状名として集計した「ワクチン接種後症候群」

2023-09-09 11:53:43 | tweet

 

 IWJ代表の岩上安身です。

 

 9月7日木曜日、午後2時より、一般社団法人ワクチン問題研究会が主催する「一般社団法人ワクチン問題研究会設立に関する記者会見」が、厚生労働省会見室で開催されました。

 

 日本の主要マスメディアは、この記者会見をほとんど報じていません。

 

 新型コロナワクチンの被害を扱う情報を、『YouTube』などで公開すると、即座にバンされる(排除される)という事態が続いています。そこでIWJは、当日、『ツイキャス』で、記者会見を中継しました。ツイキャスのアーカイブで、記者会見全体をノーカットで見ることができます。

 

※20230907「一般社団法人ワクチン問題研究会」設立に関する記者会見(IWJ_Ch5)

https://twitcasting.tv/iwj_ch5/movie/776067018

 

 収益性は失われますが、「バン」される危険性をまぬがれ、ネット上で確実に配信してゆく公益性を重視しました。独立メディアとしての、マスメディアが報じないタブーを報じてゆく、という使命感ゆえの決断です。

 

 さらに、ジャーナリズムが、新型コロナワクチン被害の深刻さについて十分に取り上げない、という批判をIWJとして重く受け止めて、この記者会見の全文文字起こしをすることにしました。この号外は、その会見の中間部約3分の1を文字起こしした、第2弾となります。

 

 第1弾の、ワクチン問題研究会代表理事である福島雅典医師の発言全文文字起こしは、以下でお読みください。

 

 福島氏は「核酸医薬なる全く不完全な、薬でもないものをばらまいて。それで、あえて言いましょう、『殺人』ですよ。『虐殺が起きた』と言ってもいい。これは『生物兵器によるホロコースト』に近いんじゃないんですか」と強く訴えました。

 

※【IWJ号外】ワクチン問題研究会業務執行理事・福島雅典医師、「核酸医薬(mRNAワクチン)なるまったく不完全な、薬でもないものをばらまいて!『殺人』ですよ!『虐殺が起きた』と言ってもいい」! 2023.9.8

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518401

 

 今回お送りする第2弾では、福島氏の発言を受けて、ワクチン問題研究会業務執行理事・藤沢明徳ほんべつ循環器内科クリニック院長、同業務執行理事・児玉慎一郎医療法人社団それいゆ会理事長、同理事・村上康文東京理科大学名誉教授の発言を全文文字起こしをしました。

 

 藤沢氏は、日本国内における「新型コロナ接種後発症した疾患の学会症例報告」のリストを示し、一つの薬剤(mRNAワクチン)だけで「もう既に500近い学会報告が出て」、「これだけ数多くの、いろいろな病気、ありとあらゆる多彩な病気が報告されたということは今までになかった」と述べています。

 

 藤沢氏は、国際的な症状名として集計した「ワクチン接種後症候群」の現れ方が、「広範な全身的な病理、微小血栓、免疫的機転が存在している可能性が高くて、そのために症状は多種多彩で、疾患の場が特定できない可能性がある」と指摘しました。

 

 藤沢氏は、「診断基準作成、治療まで含めたガイドラインの作成」は「本来、国・厚生労働省が真っ先にやっていくべき」なのに、動かないから、「私たちがやっていかざるを得ない」と決意を表明しました。

 

 児玉氏は「僕自身、外来に来られた患者さん、話が理解、話が通じただけで、涙を流される患者さん、本当に多いんですよ。どれだけ今まで苦しかったんだろう。本当に毎日毎日、体感しています」と述べ、「医師としてできることは何か。『きちっとやる』ことです」と述べました。

 

 児玉氏は「報道機関の皆さんにお願いがあります。本当に真実を報道していただきたい。社会が向き合う、そういうブリッジをつくっていただきたい」と訴えました。

 

 村上氏は「ワクチン接種後後遺症」は複数の仕組みで起こる、とし、その3つの要素として、抗原であるスパイクタンパク質の毒性、脂質ナノ粒子の毒性、間違った免疫の仕組みを挙げ、「初めから薬害が発生することはもう必然だった」と指摘しました。

 

 村上氏は、「メッセンジャー型のワクチンは、ほとんどの場合、失敗する」と予測し、「今後、恐らくメッセンジャー型ワクチンがいろいろ現れると思いますが、しっかりここでやっておかないと、同じ薬害が連動して発生」してしまうリスクがある、と警鐘を鳴らしています。

 

 ワクチン問題研究会の登壇者に対する、記者からの質疑については、後日、第3弾でお送りします。

 

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福島氏「じゃあ、ワクチン問題研究会を立ち上げた本人、藤沢先生にバトンタッチします」。

 

滝口(司会)「続きまして、参考資料の別紙、2番、3番を御覧ください。臨床実態について、業務執行理事の藤沢明徳と児玉慎一郎より、それぞれ説明いたします」。

 

藤沢明徳・業務執行理事「ありがとうございます。ただいま御紹介にあずかった藤沢明徳と申します。この資料、別紙資料2(※IWJ注1)というところをお話ししたいと思います。

 

 1ページ目のところに、『新型コロナ接種後発症した疾患の学会症例報告』というところで、今、福島先生が言われたように、ありとあらゆる病気が、実はこの2年間の間に、日本国内の学会だけで、症例報告されています。

 

 2ページ目以降(※最終17ページまで)は学会報告、実際にあった分のデータを全部まとめたものです。もう既に500近い学会報告が出ています。日本の国内で、これだけ数多くの、一つの薬剤でですね、いろいろな病気、ありとあらゆる多彩な病気が報告されたということは今までになかった。

 

 そういうことをデータとしてまとめてみると、余りにも被害の大きさ、それと今後、さらにたくさんの方が、もしかすると被害に遭われる可能性というのは、遅発性の合併症というのも、もう既に出てきつつある状況の中で、これはもう日本の国内においては、このワクチン後遺症、ワクチン接種後症候群というものを、医者、全ての医者が熟知して、対処していかなくてはいけない。

 

 そのために私たちが学会を立ち上げて、これから研究を始めていくと。もう既に着手していますけれども、そういうことを始める動機づけになったわけです。

 

 この資料をずっと最後まで17ページまでやります」

 

(※IWJ注1)別紙資料2:「記者会見別紙資料2 新型コロナワクチン接種後の疾患に関連する学会症例報告(2021年12月~2023年9月)」(一般社団法人ワクチン問題研究会、2023年9月7日)

 

藤沢氏「ここでは詳細な説明は割愛しますけれども、これだけのワクチン接種に関連する疑いの症例報告が、日本の国内で、これまで積み上げられてきたということを、まず、一つの事実として知っていただきたいというふうに思います。

 

 それから続いてですけれども、別紙資料3(※IWJ注2)ですけれども、ワクチン接種後症候群のデータベース化、レジストリ等の必要性ということで、私から学会を立ち上げた、学会の中で一つのまず大きな仕事としてやり始めたことについて、説明しています。

 

 1ページ目にいきますけども、『ワクチン接種後症候群』。この言葉自体は、あまり馴染みがないと思います。一般には、巷では『ワクチン後遺症』というふうに呼ばれていると思いますけれども、これは『メドラ』(※IWJ注3)という、国際的な標準語辞書というのがありまして、そちらの方でワクチンを接種した後に、いろんな出てくる症状についての疾患名を総称して、『ポスト・ワクチネーション・シンドローム』、略して『PVS』と言っていますけれども。

 

 そういうふうに国際分類上なっていますので、私たちもそういう言葉を使うし、これから今後そういう言葉が頻回に使われていくと思います」

 

(※IWJ注2)別紙資料3:「記者会見別紙資料3 PVSデータベース レジストリー構築の必要性 業務執行理事・ほんべつ循環器内科クリニック院長・藤沢明徳」(一般社団法人ワクチン問題研究会、2023年9月7日)

 

(※IWJ注3)メドラ:MedDRA(Medical Dictionary for Regulatory Activities、国際医薬用語集)は、1990年代後半に、医薬品規制調和国際会議(ICH)によって、国際的な情報交換を目的とした、規制に係る国際調和の標準医薬用語として開発、ICHとして合意された英語をベースとした医薬用語集。

・MedDRAとは(MedDRA、2023年9月8日閲覧)

https://www.jmo.pmrj.jp/about#:~:text=MedDRA%EF%BC%88%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8C%BB%E8%96%AC%E7%94%A8%E8%AA%9E%E9%9B%86,%E3%81%97%E3%81%9F%E5%8C%BB%E8%96%AC%E7%94%A8%E8%AA%9E%E9%9B%86%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

 

藤沢氏「ここに書かれていますように、いろいろな、この2年間の間に、世界各国からいろいろな論文データが出てきまして、数多くのことがわかってきました。体への影響というのが全身性であるということもわかってきています。

 

 広範な全身的な病理、微小血栓、免疫的機転が存在している可能性が高くて、そのために症状は多種多彩で、疾患の場が特定できない可能性があるということです。

 

 それから2ページ目、『ワクチン接種後症候群の代表的な症状』というのは、絵がついたもので書いてあります(※IWJ注4)けれども、ここに、あらゆる症状があります。

 

 ここに含まれない症状も実はあるのではないかと思いますけれども、本当に代表的な症例です。めまい、それから心筋炎、心膜炎、それから体の震え、全身の移動する痛み、胸痛、それから目の異常、皮膚疾患というのも非常に増えています。

 

 聴覚異常、味覚障害から、顔面神経麻痺を代表とする顔の歪み、それから長引く頭痛、脱毛、脳梗塞、脳出血等々の血管性の病気ですね。

 

 それから、不正出血。それから、これは脳にも影響を及ぼすことによって、抑鬱、不安障害、恐怖感というような精神症状として現れる場合もあります」

 

(※IWJ注4)絵がついたもので書いてあります:別紙資料3の2ページ目には、歩行障害やめまいなどの代表的な症状がイラスト入りで紹介されている。

 

藤沢氏「続きまして、3ページ目(※『ICD-11(国際疾病分類第11版)による診断名集計』)、4ページ目(※『MeDRA(国際医薬用語集)による主症状名集計』)なんですけれども。

 

 この春に、私たち、6月に学会を正式に設立したんですけれども、その出発する前の段階で、ワクチン後遺症、ワクチン接種後症候群を積極的に診療している医療機関の中で、アンケート調査を行いました。そのアンケート調査の結論、出てきたデータの一部です。

 

 まず、3ページ目の方は、『ICD-11、国際疾病分類(第11版)』(※IWJ注5)。これが第11版の新しいものに変わっております。今、第10版がまだ使われておりますので、今年中に変わると思います」

 

(※IWJ注5)ICD-11、国際疾病分類:世界保健機関(WHO)による分類。2018年に第11版が公表された。

・国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が公表されました(厚生労働省、2018年6月18日)

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000211217.html

 

藤沢氏「これによると、神経系の障害がまず一番多かった。続いて、一般・全身障害及び投与部位の状態、それから傷害中毒および処置合併症。それから、感染症及び寄生虫症、それから次に皮膚及び皮下組織障害というふうに続いていきます。

 

 それから4ページ目。今度は『メドラ、国際医学用語集』というのがありまして、これが医薬品による副作用を分類するときに、非常に重要な国際分類に使われる用語集になります。

 

 それにもとづいて症状名を集計してみたところ、まず30%が一般・全身障害及び投与部位の状態。それから神経系障害、それから眼の障害、筋骨格系及び結合組織障害、胃腸障害、感染症(及び寄生虫症)が続いていくわけですけれども。

 

 大体、先程の2ページ目のところでいろいろな症状、具体的な症状が書かれていましたけれども、神経症状。一番多かったのは神経症状なんですね。何を検査しても、なかなか異常が特定できないというところが、こういうところから来るのではないかというふうに考えています。

 

 続きまして、5ページ目。『ワクチン接種後症候群診断基準とガイドラインの作成に向けて』。これはまず、全く新しい疾病概念というふうに考えて、診断基準作成、治療まで含めたガイドラインの作成、ということを早急にやっていかなくてはいけない。

 

 これは本来、国・厚生労働省が真っ先にやっていくべきところが、なかなか動き出さない。今年の春に、『実態調査』というのを、厚労省でやっていましたけれども、ほとんど、『実態』とは言えない結果でした。

 

 ということで、これはもう私たちがやっていかざるを得ないし、そういうことを通して、早急に患者さんの治療に向けたデータ作りと、成果をつくっていかなくてはいけない。

 

 6ページに行きまして、このレジストリーを構築することに伴って、その実態調査・臨床研究をこれから行っていくわけですけれども、その目的がまず1番目に診断基準の作成です。

 

 2番目、鑑別診断法・検査法の開発。

 

 3番目に、診療ガイドラインの作成。そこに含まれる内容は、ここにお示ししました。

 

 それから、4番目。有効な治療法の開発。これは今現在、臨床現場では、試行錯誤の治療が行われているというのが現状で、これをきちんとした臨床研究を通して、間違いのない治療法、確定された治療法というのを見つけ出していく、データとして提出していく、ということが必要になって来ると思います。

 

 次、7ページ目(※『PVS診断暫定カテゴリー分類(確実)』)になりますけれども、この疾患レジストリーをつくっていくに当たって、暫定的なカテゴリー分類というものを、私たち作ってやっています。これ、確実な診断のカテゴリー、分類です。

 

 ワクチン接種前は、何も症状がなかった人が、ワクチン接種後に体調不良となり、日常生活が害され、医療機関を訪れるに至った場合ということで、ワクチン接種後の副反応、症状の遷延。もしくは、ワクチン接種後1カ月以内の発症(早発型)、または、1カ月以上経過してからの発症も後から見られるようになってきて、遅発型は6カ月以上たってから症状が出てくる、と。最近では、1年以上たってから症状が出てくる人も実際にいるということがわかってきました。

 

 それから、3番の、『ワクチン接種以外に原因を特定できない』ということですね。これらの1、2、3を満たすものは、ワクチン接種後症候群の確実なカテゴリーに入ってくるだろうというふうに考えて、これを『確実な症例』と(定義する)。接種前1年以内の健康診断で異常なしのエビデンスがある場合、もしくは生体のサンプルからスパイク蛋白が検出されたりとか(も、『確実な症例』と定義する)。

 

 それから、今後、新たに開発された検査法によってエビデンスが得られた場合に、『確実な症例』というふうになるだろう。というふうに、現在、暫定的なカテゴリー分類を行って、データベースを作成していくという作業に取りかかっています。

 

 まとめになりますけれども、これまでにない、新しい疾患概念である『ワクチン接種後症候群』について、疾患データベース・レジストリーの構築、実態調査の臨床研究を開始しています。

 

 多くの医師、専門領域の医師が観察した、多種・多様・多彩な『ワクチン接種後症候群』の病態が実際に存在し、それらを包括的に分類する合理的な体系を作り上げることを目指していきます。

 

 最終的には、診療ガイドライン作成に向けた作業が必要になってきます。そのことを通して、全国さらに全世界のワクチン接種後症候群に苦しむ方々への診療への寄与につながっていくということに期待していきます。

 

 以上、私からの報告を終わります」。

 

児玉慎一郎・業務執行理事「藤沢先生、ありがとうございます。私は、宝塚市で医師をしております。児玉慎一郎といいます。

 

 臨床現場から、今までのお話、なぜこういうことが必要であるか。なぜ一社(※一般社団法人)が立ち上がる必要があったのか。ちょっと繰り返しになりますけれども、現場の臨場感を皆さんにわかっていただきたいと思います。

 

 本当に、厚労省のデータというのは、本当に『氷山の一角』です。皆さん、体調悪くなったら、病院行きますよね。自分がワクチンを打った後、体調が悪くなって、ワクチンと気付かなくても、病院に体調悪くなったら行かはって。ワクチンのことを口に出したら、門前払いになるんですよね。

 

 大概の医療機関がそうです。ワクチンという名前を出したら、もう見てもらえない。例えば見てもらえたとしても、まず検査をして『何も異常がない、私たちの科目じゃない』。それでもう、診察が終わりになる。そういったケースも非常に多いです。

 

 自分たちの知っている範疇の中で、診断がつかなかったら、そのまま返すということが本当に多いんですよ。医師免許、何のためにあるんですか。

 

 次につながったとしても、自分たちの範疇ではわからなかった障害、精神科に回されたり、心療内科に回されたり。『心の問題』扱いされる。そういったケースが非常に多いです。本当に患者さん自身も、大量の向精神薬を飲んで転々としてこられる患者さんも、本当に多いです。

 

 あと、診療していただいても、本当にもう、藁にもすがる思いで、自分で医療機関を見つけて治療を受けて、そこが本当に高額治療費を取る場所だったりとか。

 

 本当にもう、やっていること、めちゃくちゃなんですよ。『とにかく、きちっとせないかん』と、本当に毎日毎日考えておりました。

 

 本当に、社会とかで、社会に認められない。医師にも認められない。認めてもらえない。そういったことで、本当に精神的苦痛、肉体的苦痛はもちろん、経済的苦痛まで本当に長きにわたって、そういった状況を受け続けている、本当、患者さんがどんどん増えてきております。

 

 本当、僕自身、外来に来られた患者さん、話が理解、話が通じただけで、涙を流される患者さん、本当に多いんですよ。どれだけ今まで苦しかったんだろう。本当に毎日毎日、体感しています。

 

 そういう社会の雰囲気だったり、医療機関の態度であったり、そういうふうなことで自死に追い込まれた患者さんもおられます。本当、力不足を日々、僕も感じています。ただ、医師としてできることは何か。『きちっとやる』ことです。本当にきちっと。

 

 まずは報道機関の皆さんお願いがあります。本当に真実を報道していただきたい。社会が向き合う、そういうブリッジをつくっていただきたい。

 

 医療機関、医学会に僕は言いたい。変えないと駄目です。医学界を変えないとだめです。真摯に向き合ってください。医師免許が恥ずかしいです。どうか皆さん、今回、一社(※一般社団法人)を立ち上げた理由、立ち上がることを必要性、必要にかられた経緯と、これからの目標目的。そういったことも含めて、皆さん、どうか、報道いただきたいと思います。

 

 本日はありがとうございます」。

 

滝口(司会)「続きまして、お手元の資料一覧、3番、ワーキンググループのご紹介に移らせていただきます。先ほど御紹介したPVSデータベースに加えて、検査方法を開発、治療方法を確立、文献データベースの、4つのワーキンググループがございます。

 

 別紙4番の資料(※IWJ注6)を御覧ください。ワーキンググループを代表して、『検査方法開発ワーキンググループ』の理事、村上康文より、ご説明いたします」。

 

(※IWJ注6)別紙4番の資料:「記者会見別紙資料4 担当理事・東京理科大学名誉教授・村上康文 検査方法開発ワーキンググループのご紹介」(一般社団法人ワクチン問題研究会、2023年9月7日)

 

村上康文氏「皆さんに御質問いたします。今の状況を、どうすれば、変革できるかということなんですが。

 

 とにかく明確なエビデンスがないということが、問題だと思うんですよね。発症したんだけれども、その発症した原因が本当にメッセンジャー・ワクチンだったという証拠がないわけですよ。そこさえ出てくれば、恐らく状況を変えられるのではないかというのが、一人の研究者としての私の思いです。

 

 それで、複数の仕組みで発症するということ。一つはスパイク(※IWJ注7)は有毒だったということですね。スパイクが有毒なものを打ってしまったということが一つ」

 

(※IWJ注7)スパイク:スパイクタンパク質。ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質をさす。従来のワクチンはウイルスの一部のタンパク質を人体に投与し、それに対して免疫ができる仕組みであったが、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンやウイルスベクターワクチンでは、ウイルスのタンパク質をつくるもとになる遺伝情報の一部を人体に注射する。注射した人体の中で、この情報をもとに、ウイルスのタンパク質の一部が作られ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができる仕組み。

別紙資料4には「1.選ばれた抗原に毒性があった⇒スパイクタンパク質は血管内皮細胞炎症を誘導」と示されている。

・新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省、2023年9月8日閲覧)

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0021.html

・「記者会見別紙資料4(後略)」

 

村上氏「もう一つは、脂質ナノ粒子(※IWJ注8)というのがありまして、スパイクの遺伝子を運ぶものですね。これも有毒であったということですね」

 

(※IWJ注8)脂質ナノ粒子:lipid nanoparticle(LNP)。脂質を主成分とする直径10nmから1000nm程度のナノ粒子。 非ウイルス性の薬物送達システム(DDS)として、mRNAワクチンなどの核酸医薬の送達に利用されている。

別紙資料4には「2.mRNAを細胞に届ける脂質ナノ粒子が炎症誘導性であった⇒自己免疫を誘導。自己免疫疾患の原因」と示されている。

・脂質ナノ粒子とは(日経バイオテクオンライン、2022年9月6日)

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/011900001/17/01/12/00080/

・「記者会見別紙資料4(後略)」

 

村上氏「もう一つは免疫の仕組みを間違っていたというあたり(※IWJ注9)。複数の仕組みで発症しますから。それで複雑な症状が出てくるということだと思います」

 

(※IWJ注9)免疫の仕組みを間違っていた:別紙資料4には「3.細胞内で光源を産出するしくみが傷害を招いた⇒免疫システムによる攻撃とそれを防ぐ免疫抑制効果の影響」と示されている。

・「記者会見別紙資料4(後略)」

 

村上氏「それで、私としては、一つ一つの症状がどういう風な仕組みで発症したのかという、そういう風なことを調べていたんですよ。どういう検査をしているか、ということは重要だと思っています。

 

 そういう中で考えると、初めから薬害が発生することはもう必然だったと思います。というのは、抗原が有害だったということと、免疫の仕組みに問題があったということと、もう一つは、脂質ナノ粒子に問題があったということで、3つとも全部だめだったということだと思います。

 

 ということですので、じゃあ、戻って、どういうふうな措置をとるかということなんですが。

 

 恐らく問題は、メッセンジャー型のワクチンは、ほとんどの場合、私は失敗すると思います。同じような仕組みです。というのは、ヒト細胞に有害な遺伝子を導入している。そういうことをやっているわけですよ。ということは、その細胞、免疫系からしてみると、『異物』に見えるわけです。それで免疫系でやっつけられるということになるわけです。

 

 ということですので、今後、恐らくメッセンジャー型ワクチンがいろいろ現れると思いますが、しっかりここでやっておかないと、同じ薬害が連動して発生をしてしまいますので。ここはちゃんとどういう仕組みで、どう発症するか、どういう現象が起きているかをしっかり追わないと、ということだと思います。

 

 それで我々が、何をするかということなんですが。方向性が3つありまして。

 

 スパイクの毒性というものについて、どうしたらいいのかということなんですが、一つ、スパイクが本当に発現しているかどうか、ということですよね。疾患部位において、スパイクタンパク質が本当にあるかどうか。それを証明しようというのが、一個目です(※IWJ注10)」

 

(※IWJ注10)それを証明しようというのが、一個目です:別紙資料4には「スパイクタンパク質そのものの毒性に関して――組織におけるワクチン由来のスパイクタンパク質の存在を証明する、・免疫染色法の基盤を確立する、・遺伝子情報に基づく方法(PCRベースの方法、全ゲノム解析)」と示されている。

・「記者会見別紙資料4(後略)」

 

村上氏「もう一つは免疫法の問題ですよね。免疫方法に問題があるので、免疫系に異常が生じているんじゃないか、という。普通だと生産されないような、IgG4(※IWJ注11)、そういう抗体が誘導されるという現象が発生したり、あるいは免疫が抑制されてしまう(※IWJ注12)ということです。その辺の解析をしっかり見たいというふうに思います」

 

(※IWJ注11)IgG4:細菌やウイルスなどの病原体に対して身体が抵抗するためのシステム「免疫」に関わるタンパク質、『異物』に対して作用する抗体のひとつ。抗体とは、身体に侵入した病原体や、病原体に既に侵された細胞などと結合し、病原体を無力化したり、白血球などの免疫細胞が病原体を攻撃する際の目印として働いたりする物質。

・原因不明の難病「IgG4関連疾患」における臓器障害のメカニズムを解明(東京理科大学、2019年12月20日)

https://www.tus.ac.jp/today/archive/20191220002_1.html

 

(※IWJ注12)抗体が誘導されるという現象が発生したり、あるいは免疫が抑制されてしまう:別紙資料4には「mRNAワクチン特有の免疫方法による後遺症の解析――抗体のIgG4の解析(スパイクタンパク質に対する抗体の種類を解析)、――免疫抑制状態の解析(制御性T細胞の解析、免疫関連細胞のプロフィール解析)」と示されている。

・「記者会見別紙資料4(後略)」

 

村上氏「もう一つの問題は『入れ物』(※LNP、脂質ナノ粒子)ですよね。メッセンジャーを運んでいる『入れ物、容器』の問題があるということなんですが、これが免疫を活性化してしまう(※IWJ注13)ということですよね。

 

 (自己免疫)を誘導をしてしまうということ。ヒトヒト抗体というのは、普通は誘導されないんです。普通は起きないような現象が生じてしまっているので、それが、自己免疫(が誘導されるという)現象を起こしていくだろう。ということで、その一つ一つの(現象を)しっかり見ていくということです」

 

(※IWJ注13)これが免疫を活性化してしまう:別紙資料4には「LNPによる傷害の解析――自己免疫が誘導されていないか、――自己抗体の解析システムを開発する」と示されている。

・「記者会見別紙資料4(後略)」

 

村上氏「それで、どういう現象が起きているかを、一つ一つのマーカーを掛けて、こういう検査をやれば、こういうふうな仕組みで発症しているか、ということがわかりますので。それがわかれば、どういうふうな(手法で検査をすればいいか)ということも見えて来るだろうと思いますし、あるいは医薬品を投与した時に、有効かどうかという検査をすることで証明できる、というふうになると思います。

 

 発症するかどうか、となって、恐らく予想をできるだろうと思いますので、我々がここでしっかり研究をすることで、どういう仕組みで発症したか、発症したのは本当にメッセンジャー型ワクチンが原因だったか、ということを証明をしていく、やっていきたいと思います。

 

 以上です」。

 

(第3弾に続く)

 

 

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