今日も気分はニニ・ロッソ

私J.Yasudaがニニ・ロッソの思い出など、思いつくままに語ります。
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ニニの奏法 ⑤ 替え指

2010年02月25日 17時39分27秒 | ニニの演奏・奏法など
久しぶりのニニの奏法シリーズです。

トランペットには通常3つのバルブが付いていて、これを使って音階を吹きます。

トランペットのバルブは、押さえると長さの違う管に接続されます。
1番と2番、両方のバルブを一度に押したときと、3番だけを押したときは管の長さがトータルで同じになるように設計されているため、どちらでも同じ音階になります。
具体的には、「ミ」と「ラ」の音です。
演奏の基本としては1+2番で吹くのですが、ニニ・ロッソは多くの場合3番で吹いていました。

ニニはこれを利用して、独自のフレーズを吹くことがあります。
「皆殺しの歌」の冒頭部がそうです。
ファ#、ソ、ミの早い三連譜を何度も断続的に吹くこの曲は、替え指を使わないと演奏は困難です。

同様に「荒野の用心棒」では、ソ、ラ、ファ#の短く早い三連譜を吹いています。

またビデオを見るとアドリブの際にも、3番をうまく使っているのがわかります。

替え指というのは、あまり練習する機会のないものですが、知っておくと便利なことがありますし、一聴すると難しそうなフレーズが、代え指を使うと実は簡単だったなんてこともよくあります。
たまには真面目に替え指の練習をしてみるのもいいかも・・

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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確かに。 (知覧の住人)
2010-02-25 23:51:22
DVDをみていますと、確かによく三番を使っていますね。普通の指運からしても、違うとは思っていましたが。面白いことを伺い、得した気分です。
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意外と便利です (J.Yasuda)
2010-02-26 12:47:17
知覧の住人様

エンハーモニックフィンガリング(替え指)は、あまり本気で練習する機会がないものですが、やっておいて損はありません。

やってみると意外と使う機会が多いものです。


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